【基本】Pythonの特徴と学ぶメリットを解説!学習の始め方も説明!
こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今回はPythonネタです。
私は現在、コンサルファームでAIの分野に携わっていますが、まだ何も知らない素人時代に「データサイエンスの領域ではPython一択!」と色々な媒体や人から見聞きしていたので、とりあえずPythonを学び始め、今でも学び続けています。
そして、実はこのPythonというプログラミング言語は、国内的にも海外でも今非常に人気のある言語なんですよ。
そこで今回はこのPythonについて、どんな特徴を持っている言語なのかとどのように学び始めれば良いかを分かりやすく解説したいと思います。
■この記事の対象読者
・Pythonに興味がある方
・Pythonを学び始めてみたい方
それではどうぞ!
Python(パイソン)とは
Pythonはオランダ人のGuido van Rossum(グイド・ヴァンロッサム)という方によって開発された、オープンソースのプログラミング言語です。
オープンソースのプログラミング言語というのは簡単に表現すると、プログラムの作成者がソースコードを無償で公開しているので、誰もが利用、改変、再配布できる言語ということです。
つまり、無料で色々できちゃう言語です。
で、Pythonといえば、AI開発のイメージが強いですが、それだけでなく、Webアプリケーション開発、デスクトップアプリケーション開発、組込開発など、他の言語と同じような開発用途としても用いられます。
ですので、Pythonを身につけておけば、データ分析だけでなくて、何と大規模なシステム開発もできてしまうということです。
実際、YoutubeやInstagram,DropBoxなどの有名サービスもPythonで開発されているそうです。
あと気になるところとしてはPythonがどれくらい人気があるのかということではないでしょうか。
まず、国内では日経×TECHのプログラミング言語人気ランキング2020によると2位にランクインしています。
■国内でのPythonの人気
また、「世界で注目されている言語ランキング」としても3位にランクインしていることから世界的にも人気である言語であることがわかります。
■世界でのPythonの人気
Pythonの特徴
では、Pythonの概要とPythonが人気のプログラミング言語であることが分かったところで、具体的にどんな特徴を持った言語であるかを紹介します。
学習コストが低い
オブジェクト指向を学べる
AI・機械学習のライブラリが豊富
特徴①:学習コストが低い
最大の特徴はこれだと思います。
Pythonは学習がとにかく容易です。
まず、環境構築の面で言うと、例えばJavaをやったことがある方はお分かりと思いますが、Javaを学習する為にはJDKやらJREをインストールして、自分で好みのIDEを探して、動かす為にはWebサーバーをローカルに立てて、と非常に面倒です。
その点、PythonはAnacondaというPythonのディストリビューションをインストールさえすれば、もう開発の準備は万端です。
また、言語の構成が非常にシンプルという特徴も挙げられます。
Javaの場合、コンソールに「Hello World!」と表示させる為には、10行程度のプログラミングが必要ですが、Pythonは以下のように1行で済みます。
print("Hello World!")
上記の一文を後述するAnacondaのJupyter Notebook上で実行すれば、結果がすぐに返ってくるのでプログラミングをやってる感がすごく出ます。
この学習コストの低さは初学者にとっては大きなメリットです。
特徴②:オブジェクト指向を学べる
2点目の特徴は、Pythonを学べばオブジェクト指向を学べるという点です。
いずれ記事にしたいと考えていますが、オブジェクト指向とは簡単にいうと「プログラミングを現実に例えて実装する考え方」のことです。
このオブジェクト指向はJavaが代表的ですが、Pythonにもその概念はあります。
オブジェクト指向を知っておくと、アプリケーション開発が楽になるというメリットがあります。
特徴③:AI・機械学習のライブラリが豊富
3点目の特徴は、今流行りのAI・機械学習のライブラリが豊富なので、容易にAIの分野を学べる点です。
ライブラリとは簡単にいうと「プログラムを一まとめにしたパッケージみたいなもの」で、これを利用することで、開発者は様々な機能を自分で実装することなく使えるようになります。
で、Googleや数学のプロによって開発されたAI・機械学習のライブラリがPythonには数多く存在します。
そして、これらの便利なライブラリを使用することで、初学者でもこの分野を容易に学ぶことができます。
Pythonを学習するメリット
続いてPythonを学ぶメリットです。これは大きく3つあると考えます。
就職・転職に有利
AI・機械学習を手軽に実装できる
他の言語への応用が効く
メリット①:就職・転職に有利
1番のメリットは職の可能性が広がるという点ではないでしょうか。
世界的なDXの推進によって、データサイエンティストの需要は増加すると考えられており、実際、「データサイエンティスト協会」の調査からも「今後3年間でデータサイエンティストを増員したい」と考えている企業が多いことが分かります。
特に既にデータサイエンティストを雇用している企業は、その傾向が顕著です。
で、このデータサイエンティストの必須スキルの一つがPythonです。
また、データサイエンスの目的以外でもPytonは普通にWebアプリケーション開発でも用いられるので、Python習得者はSIerやコンサルファームなどのIT企業にも需要があります。
メリット②:AI・機械学習を手軽に実装できる
2点目は途中でも触れましたが、今流行りのAI・機械学習の一端を体験できる点です。
特にscikit-learn(サイキットラーン)という機械学習ライブラリには、学習用のデータセットがあらかじめ梱包されているので、手軽にデータ分析のアルゴリズムを実装できます。
また、例えば就活のネタに困っている方はPythonを触ることで流行り物に乗れるので、「好奇心旺盛さ」や「行動力」をアピールできます。
メリット③:他の言語への応用が効く
プログラミング言語の特徴の一つとして、一つの言語を覚えると他の言語の理解も早くなります。
細かい違いはあるものの、変数、データ型、演算子、IF文、for文、関数などは大体どの言語にもある概念で、どれか一つの言語でこの概念を掴んでおくと他の言語の学習時に楽です。
その為、私もJavaからプログラミング言語を学んだのですが、Python学習時も大体、Javaと同じ要領で理解することができました。
Pythonの学習の始め方
では実際にどのようにPythonの学習を始めれば良いかを紹介します。
私は以下2つの方法でPythonを学んでいますので、よろしければ参考にしてください。
おすすめは後者のUdemyで学ぶ方法です。
方法①:書籍
ベタですが最初はAmazonで書籍を漁ってPythonを勉強しました。
私が買ってみていいなと思った書籍を以下で紹介します。
スッキリわかるPythonによる機械学習入門
まず、Pythonの基礎は私の大好きなシリーズである、スッキリわかるPythonによる機械学習入門で習得しました。
Javaもこの書籍を読んで習得しましたが、やはりこのシリーズは図が豊富なのでビジュアルで理解しやすいですし、説明内容も分かりやすいです。
Kindle版もあるようです。
Pythonによるはじめての機械学習プログラミング[現場で必要な基礎知識がわかる]
Pythonを一通りマスターしたら、次はPythonによるデータ分析の手法を学びました。
これについては、Pythonによるはじめての機械学習プログラミング[現場で必要な基礎知識がわかる]で機械学習で使うPythonの知識を習得しました。
Pandas,Numpy,scikit-learnなど、基礎的な機械学習のライブラリはこの書籍で抑えられます。
こちらもKindle版があるようです。
方法②:Udemy
最近はこちらの動画学習サイトのUdemyでPythonとAI・機械学習の勉強をしています。
Udemyで学ぶメリットは以下3点です。
ジャンルが豊富で学びたい講座がきっとみつかる
価格がお手頃で気に入らなければ返金も可能
学びやすい多彩な機能
メリット①:ジャンルが豊富で学びたい講座がきっとみつかる
AI・データサイエンスなど最先端のIT技術からプレゼンなどビジネススキルに関する講座まで 10万以上(※海外講座含む)あるため、自分が学びたい講座をきっとみつけることができます。
私も実際、AI以外にもJavaScriptとかWebスクレイピング、IoTなどの講座も興味があるので視聴しています。
メリット②:価格がお手頃で気に入らなければ返金も可能
1講座あたり数千~数万円程度で実践的なスキルアップが可能です。 講座は一度購入すれば視聴期限なく受講でき、30日返金保証もついているので安心して始めることができます。
最初は定価が数万円の講座ばかりでビビるのですが、実はUdemyでは毎月のようにセールを開催しており、セールになると大体9割引とかで買えるので、2万円の講座も1,500円くらいで買えちゃいます!
てか、セールやりすぎなのでもはや定価とはという状態ですw
ただ、このセールも今後ずっと毎月のようにやってくれるとは限らないので、早めに登録して講座を視聴してみることをお勧めします。
メリット③:学びやすい多彩な機能
YouTubeのように0.5~2倍の変速機能で自分のペースで受講が可能です。
また、専用アプリを使えばスマホからオフライン環境でも視聴が可能です。
私は専用アプリをインストールしておき、夜中のうちに講座をダウンロードし、通勤中にオフラインで2倍速で講座を視聴していました。(今は在宅なのでPCで視聴していますが。)
Pythonを学ぶのにおすすめのUdemyの講座
最後にPythonを学ぶのにおすすめのUdemyの講座を2つご紹介します。
おすすめ講座①:現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル
現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイルはPythonの基礎から応用まで幅広く講座です。こちらは私も購入済みです。
シリコンバレーということもあり、講師のPythonの知識が豊富
話も適度な速さで聞き取りやすい
コードの意味だけでなく、それをどう応用するかまで解説してくれる
この講座の講師はとにかくPythonについての知識が豊富ですし、話も適度な速さで聞き取りやすいです。さすがのシリコンバレーです。
また、最後の方に機械学習で使うライブラリについても解説があるので、データサイエンス・AIについても多少知ることができます。
おすすめ講座②:Python+FlaskでのWebアプリケーション開発講座!!~0からFlaskをマスターしてSNSを作成する~
Python+FlaskでのWebアプリケーション開発講座!!~0からFlaskをマスターしてSNSを作成する~はPythonの人気のフレームワークであるFlaskを習得できる講座です。こちらも購入済みです。
とにかく説明が充実している
Webアプリ開発におけるフレームワークがなぜ有益なのか知ることができる
セキュリティ対策、Ajaxなどの技術も知れる
この講座は最低限のWeb開発の知識を知っていることが前提とはなりますが、とにかくFlask開発の為の説明が充実しています。
28時間に及ぶ長丁場の講座にはなりますが、絶対に聞く価値がある講座です。
これをマスターすればPythonでどんなアプリケーションでも作ることができると思います。
なお、ここに列挙したものも含めて、おすすめの講座を以下の記事でまとめているので、よろしければご参考ください。
まとめ
ということで、今回はPythonの特徴とそれを学び始める方法について執筆しました。
Pythonはこれからも人気を集める言語だと思いますし、需要もますます延びる言語だとも思っています。
また、私は学び始めることに遅すぎるということはないと考えておりまして、実は私も本格的にPythonを学び始めたのは2年前くらいからです。
ですが、努力の甲斐もあって今ではPythonを扱う業務に携われており、まさにデータサイエンス、そしてAI開発の一端を感じながら日々業務をこなしています。
「プログラミング言語って敷居が高い。。」、「理系じゃないとできないんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、Pythonは敷居が低い方だと思いますし、プログラミングはど文系でもできますw
悩んで行動できない方もぜひ、私が記事で紹介した本や講座を手に取ってPythonを学び始めていただければ幸いです。
なお、今後もこのブログでTech系の情報も発信していきたいと考えているので、乞うご期待ください!