時短術!求人広告から優良企業かブラック企業かを見抜く方法をご紹介
こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
この記事では就活2回と転活1回で合計3回に渡って、就活と転活を行なってきた私が我流ではありますが、求人内容からその企業が優良かブラックか見抜く方法についてお伝えします。
就職ポータルサイト、転職サイト、転職エージェントなどに掲載されている求人情報を、自分である程度の希望条件で絞って検索したとしても、思ったより多くの検索結果が出てきてしまう時ってありますよね。
ただ、その求人内容を一つ一つ精査していくと、いくら時間があっても足りないことは想像がつくと思います。
そこで私はどうしていたかというと、時短の為に「こういうキーワードがあったらホワイトそう」とか、「このキーワードを全面に出していたらブラックっぽい」とか、そういう自分なりのフィルターを持ちながら求人を見ていました。
今回はそういった、求人を見るときの勘所的なところをご紹介していきます。
もちろんあくまで我流ということもあり、ここで紹介する私のフィルターが全ての求人に当てはまる訳ではないので、責任は負いかねるのですが、ある程度の納得感はある内容なのではないかなと思っています。
■この記事の対象読者
・求人内容からその企業が優良かブラックかを判断するヒントを得たい方
・志望企業探しに時間をかけたくない方
なお、ここで紹介するフィルターは私がオフィスワーカーを目指す為に持っていたフィルターです。
従って、オフィスワーカー以外の働き方については当てはまらない可能性があるので、ご了承をお願いいたします。
それではどうぞ!
優良企業と判断する為の5つのフィルター
まずは私が求人内容から優良企業と判断する為に使用していた5つのフィルターを紹介します。
ちなみに私の場合は以下で紹介するフィルターは全て満たしている必要性はなく、2〜3個以上当てはまっていれば優良企業と判断していました。
全てのフィルターに合致する企業もそう多くはない為です。
未経験なら入社後に必要なスキルの研修をしてくれることが明記
完全週休2日で土日祝休みが明記
賞与が年何回支給され、それが何ヶ月分支給されるか明記
定時退社が推奨、または参考の残業時間が明記
定着率、または離職率が明記
優良フィルター①:未経験なら入社後に必要なスキルの研修をしてくれることが明記
1点目のフィルターは、未経験で入社する場合、入社後にどのようなフォローがあるのか明記されていることです。
例えば営業職の場合は最悪、先輩社員に付いていってOJTしながらでも仕事の流れは覚えられそうなものですが、エンジニアとか他の専門職の場合は何の前知識も入れずに、いきなり現場に放り出すのは無理があると考えています。
従って、未経験の職種なら入社後にはどのようなフォロー体制があるのかが記載されているかは確認していました。
優良フィルター②:完全週休2日で土日祝休みが明記
これは言わずもがなですが、できれば年間休日120日以上も謳われていればベストです。
ここでのポイントは「完全」という文言です。
頭に「完全」が着いていない「週休2日制」は以下のような意味です。
週休2日制は1カ月の間に2日休みの週が少なくとも一度あり、それ以外の週は1日以上休みがあること
引用元:doda(週休2日制と完全週休2日制の違いとは?)
この違いを知らないと、完全週休2日制と週休2日制では1ヶ月に休める日数も大きく変わってくるので意識していました。
優良フィルター③:賞与が年何回支給され、それが何ヶ月分支給されるか明記
賞与の詳細も非常に重要な要素です。
優良企業は企業経営も安定している傾向にある為、少なくとも年2回、それぞれ2ヶ月分くらいは支給されるのではないでしょうか。
逆にこれ以上でないと私は受けないようにしていました。
優良フィルター④:定時退社が推奨、または参考の残業時間が明記
労働時間も重要ですよね。
強いて言えばこれにプラスして、残業代の扱いはどうなるか明記されていればベストです。
社員に超過労働をさせた場合、残業代を支払わないのは違法なのですが、いまだに残業未払い問題は後を断たないので、この項目も結構見ていました。
優良フィルター⑤:定着率、または離職率が明記
定着率、または離職率も入社後のイメージを醸成する意味で重要です。
経験上、この数値は公表していないところが多い印象ですが、逆に公表している場合は数値に自信があるか正直であるかどちらかです。
ただ、いずれにせよ公表している企業は信頼がおけそうだと思っていました。
ブラック企業と判断する為の5つのフィルター
続いて、私が求人内容からブラック企業と判断する為に使用していた5つのフィルターを紹介します。
このフィルターについては、一概には言えませんが私の場合は1つでも当てはまっていれば疑ってかかるようにしていました。
なお、冒頭にも記載の通り、このフィルターに当てはまるからといって必ずしもその企業がブラックとは限りませんし、逆も然りということはご留意ください。
優良企業フィルターに触れられていない
求人広告の写真と実際の募集職種の写真が合っていない
飛び込み営業なし!完全Web・電話からの引合のみ対応
インセンティブで月収○○万円以上!
転職サイトなのに選考がスピーディ
ブラックフィルター①:優良企業と判断する為のフィルターに触れられていない
まずは前項で触れたどの優良企業フィルターにも触れられていない場合は即ブラックと判断していました。
また、例えば「週休2日制」を全面に押し出していたり、「残業時間が少なめ」と曖昧表現になっている求人や、営業以外の職種で「先輩社員がOJTで優しくフォロー!」と書いてあるところも怪しいと感じていました。
ブラックフィルター②:求人広告の写真と実際の募集職種の写真が合っていない
求人広告の写真と実際の募集職種の写真が合っていない場合も怪しいと思ってました。
例えば、コールセンター職員の募集なのに携帯で通話している爽やか系男性の写真が広告として使われていたり、やたら綺麗な若い女性が多く写っているカラフルな写真広告なのに実は営業職の募集だったりといったものです。
ただ、このフィルターは個人の感覚にもよるところが大きく影響すると思いますので一概には言えません。
ブラックフィルター③:「飛び込み営業なし!完全Web・電話からの引合のみ対応」の文言
これもめちゃくちゃ怪しいですね。
一応2年くらい営業をやっていたので、その経験から言わせてもらうと、よほどの大企業、または業界トップのシェアを持っていない限り、「飛び込み営業がなくて、完全Web・電話からの引合のみ対応」ということはあり得ないと思います。
ここまでくるとこうまで誇張表現をしてまで、人が欲しいのかと思ってしまいました。
ブラックフィルター④:インセンティブで月収○○万円以上!
これも怪しいですね。
おそらく、インセンティブ自体は本当なのでしょうが、扱っている商材自体が売れづらいのではないかと思っています。
個人的には投資用マンション、戸建、ウォーターサーバーを取り扱っている企業はこの手の文言が多かった印象なので注意して見ていました。
特に投資用マンションは持っているだけで本当に儲かるなら、仲介せずにその企業が所有して運用すればいいだけですから絶対に何か裏があるのではと思ってしまっていました。
もちろん、上手に運用することで収益を上げている人もいるはずですが、私は簡単に売れるとは思わなかったので敬遠していました。
ただ、営業に自信のある方にとっては、本当の可能性が高いので魅力的な求人かと思います。
ブラックフィルター⑤:転職サイトなのに選考がスピーディ
最後は転職サイト経由での応募なのに面接の回数が極端に少ない場合です。
転職エージェント経由ならカウンセリングで求職者の志向や強みを知った上で、求職者にマッチしそうな企業を紹介するはずなので、ある程度のスピード選考が実現できる理由は分かります。
ただし、転職サイトは書類上でしか応募者のことをわからないはずなので、企業はキャリアのミスマッチがないかどうかをじっくり見定めたいはずです。
ところが、その重要なステップが短いということは、ただ単に人手不足の為、どんな人でもすぐに欲しい企業なのかなと疑っていました。
より確実に優良かブラックかを見極める方法
さて、上記までで私なりの優良企業とブラック企業の見分け方をお伝えしてきましたが、より精度を高めて判断する方法もお伝えしたいと思います。
方法①:企業のクチコミサイトを確認する
これは今やほとんどの方が実践しているのではないかなと思います。
数あるクチコミサイトの中でも「転職会議」と「Open Work」の2つのサービスは私も利用したことがあります。
特に「転職会議」は自分が働いたことのある企業のクチコミを掲載すると、他の全企業のクチコミを見られるようになるので、私も転職活動の時にもよく使っていました。新卒だと確か見られる企業の数に制限があったような。。(うろ覚えですみませんw)
ただ、これらのサービスを利用する上で気をつけたいことは全ての情報を鵜呑みにしてはいけないということです。いずれも気軽で便利なサービスですが、クチコミの中にはフェイクの情報だったり、バイアスのかかった情報、さらには古い情報が混じっている可能性も十分ありえます。
ただ、事実に大きく反する情報もあまり無い印象ですので、情報リテラシーを高く持って利用すれば有益なサービスだなと思います。
方法②:就職・転職エージェントを使用する
また、就職・転職エージェントを用いることで優良かそうでないかを見極める方法があります。
就職・転職エージェントは、企業を見るプロでもあり、また紹介先企業の内部情報も知っているはずですから、彼らを利用することで就職・転職サイト以上の情報を仕入れられるでしょう。
なお、就職・転職エージェントについての詳細は以下に記載していますので、よろしければ参考にしてください。
まとめ
ということで、今回は求人内容からその企業がブラックか、そうでないかを見分ける方法とその精度をより高める方法についてお伝えしました。
せっかく受けるなら優良企業中心に受けたいですし、悩んで受験した企業がクチコミサイトや話を聞いてみると実はブラックだったらへこみますよね。
この記事を読むことで、少しでも求人内容から優良かブラックかを判断する手がかりを得て頂けたなら幸いです。
なお、以下の記事で就活生の方と転職活動している方それぞれにとって役に立つサービスを紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。
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