第二新卒の定義とメリット・デメリット比較!求人の探し方もご紹介
こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
この記事では第二新卒の定義と企業及び求職者から見た第二新卒のメリット・デメリット、そして第二新卒の求人の探し方についてご紹介します。
昔も目にしていたのですが、最近でもよく転職サイトで「第二新卒歓迎」のような文言が載ってる求人を目にする機会も多いと思います。
私も若くして転職をしているので分かりますが、そもそも第二新卒って何?と思いました。
また、第二新卒の定義が分かると、今度は第二新卒が転職市場で需要があるのかも疑問に思いましたし、入社後はどのようなメリット・デメリットがあるかも気になりました。
加えて、私は第二新卒での転職が初めての転職だったので、どのように求人を探したらいいかも最初は分かりませんでした。
今回は上記のような疑問を転職活動開始時に抱えていた私が、若くして転職を考えている方向けに、第二新卒の情報を体験談も交えてまとめてみました!
■この記事の対象読者
・そもそも第二新卒とは何かを知りたい方
・なぜ第二新卒に企業・求職者ともメリットがあるか知りたい方
・第二新卒歓迎の求人の探し方を知りたい方
それではどうぞ!
第二新卒とは
まず初めに第二新卒の定義について触れます。第二新卒とは一般的には以下に該当する方を指します。
学校を卒業後1~3年で、転職または就職を志す若年の方々(25歳前後)
引用元:マイナビジョブ20’s( 第二新卒とは?)
ただし、この第二新卒の定義は法律やどこかの機関で定められている訳ではなく、企業によってその定義は様々です。
上記のように入社3年以内と定める企業もあれば、入社4年以内でもいいよとか、逆に30歳までと年齢の条件を付けるところもあります。
従って、第二新卒の求人を見た折には、まずは自分がその企業の第二新卒の定義に当てはまるかは必ず確認しましょう。
ただ、いずれにせよ言えることは、若手のうちからキャリアを一からやり直したいと思い立ったら、とにかく早めに情報収集し始め、転職を決断することが重要です。
でないと各企業の第二新卒の定義に当てはまらなくなってしまう為です。
なお、実際に転職活動をどのように進めれば良いかは以下の記事で紹介していますので、よろしければ参考にしてください。
転職市場における第二新卒の需要について
次に転職市場において、第二新卒がどれほど需要があるのかをご紹介します。
「第二新卒として転職したい!」と考えたとしてもあまりにも求人が少ないと意味ないですからね。
いくつかの転職サイトを見てみると、大体どのサイトにも企業へのアンケート結果から第二新卒の採用意欲は高いと書かれています。
例えば【マイナビ転職】の記事には以下の記載があります。
・半数以上の企業が第二新卒を積極採用
・若手確保の重要性は2030年まで続く
引用元:マイナビ転職(【2020年更新】第二新卒とは? いつまで? 「転職しやすい」は本当か?)
実際、コロナが始まる前までは空前の売り手市場でしたから、新卒採用で思うように人を集められなかった企業が第二新卒の採用に積極的になるという背景はあると思います。ちなみにコロナ禍においても、2021年卒の採用倍率は1.5倍を超えている状況ですから、まだまだ売り手市場であることは変わりません。
更に日本は少子化が進んでいますので、より優秀で若い人材の採用は企業にとって重要課題の一つです。
従って、このトレンドは今よりも顕著になっていくのではないかと考えています。
企業が第二新卒を採用するメリット・デメリット
では、企業が第二新卒を採用するメリットとデメリットは何でしょうか?
まずはメリットから見ていきたいと思います。
将来のポテンシャルが高い人材を早期に確保できる
ビジネスマナーを身につけた若手を採用できる
仕事のミスマッチが少ない
メリット①:将来のポテンシャルが高い人材を早期に確保できる
1点目のメリットは、将来のポテンシャルが高い人材を早期に確保できる点です。
特に20代で入社数年の若手は、学生時代に良い経験をしてきた上で、しっかりと自己分析で自分を見直し、自分なりの軸を持って就職活動を乗り切ってきた優秀な人材ばかりです。
私も毎年4月に入社してくる新人と接する機会があるので実感していますが、本当にポテンシャルが高くて将来有望な人が多いです。
企業はそのようなポテンシャルが高い人材を第二新卒採用を行うことで早期に確保できるので、メリットがあります。
メリット②:ビジネスマナーを身につけた若手を採用できる
2点目のメリットは、ビジネスマナーを身につけた若手を採用できる点です。
どの企業でも新卒にビジネスマナーを叩き込みますから、第二新卒もビジネスマナーは身についています。
このお陰で研修コストを普通の新卒よりも安くできるメリットがあります。
メリット③:仕事のミスマッチが少ない
最後のメリットは、仕事のミスマッチが少ないのでミスマッチによる退職の懸念が少ない点です。
私もそうでしたが、第二新卒は社会人として数年を経験している大人ですから、企業で働くということが分かってくる中で、「自分にはこういう仕事が向いている」とか「もっと年収が欲しい」とか明確な意思が芽生えて転職を決断します
従って、企業選びも就活の時以上に勘所が働き、次は失敗したくないという思いから慎重になります。
また、企業も選考の過程でそれは確認できるので、結果的に仕事のミスマッチが少なくなるように思います。
次にデメリットです。
早期退職のリスクがある
新卒とほぼ同じ能力しか見込めない
デメリット①:早期退職のリスクがある
1点目のデメリットは、早期退職のリスクがある点です。
第二新卒は大体、3年以内で新卒入社の企業を辞めてきているわけですから、採用しても辞められてしまうのではという懸念は拭えません。
ただ、それは新卒にも言えることなので、選考にはあまり関係ない気もしています。
デメリット②:新卒とほぼ同じ能力しか見込めない
2点目のデメリットは、第二新卒はビジネスマナーくらいしかめぼしいスキルが身に付いていないということです。
人にもよりますが社歴が短ければ短いほど、その傾向は顕著だと思います。
ただ、企業側もそれを踏まえた上で、むしろ自社で育成するつもりで求人を出しているので、これもあまり選考には影響していないと思います。
求職者から見た第二新卒として転職するメリット・デメリット
次に求職者から見た第二新卒での転職のメリット・デメリットです。
メリットに関しては私が第二新卒として転職した方が得と感じた理由とほぼ同じです。
前職の職種に縛られない
新卒とほぼ同じ待遇を受けられることが多い
年収UP
メリット①:前職の職種に縛られない
1点目のメリットは、前職の職種に縛られずに転職できることです。
入社3年〜4年以内に転職すること=第二新卒として転職することを意味する場合が多いです。
この第二新卒として転職する場合、転職先の企業ではほぼ新卒と同等に扱ってもらえるので、前職の職種経験は考慮外になることが多いです。それはつまり、今の自分の職種以外の職種に付ける可能性があるということです。
営業として年数が経ってしまうと、ポテンシャルより即戦力を求められる傾向にありますから、営業以外の職種につくことは難しいと判断しました。
メリット②:新卒とほぼ同じ待遇を受けられることが多い
2点目のメリットは、新卒とほぼ同じ待遇を受けられることが多いことです。
前述の通り、第二新卒は新卒採用のようにポテンシャルで採用する傾向が強い為、採用後の扱いとしては実質的にほとんど新卒と変わらない場合が多いと思います。
ですので、入社してからいきなり現場に放り出されたりはせずに、ちゃんとした新人研修を受けられることもありますし、配属後も新人として扱って貰える傾向にあると思います。
ただ、これは企業によって違う為、内定を貰った後に待遇面はきちんと確認すべきです。
メリット③:年収UP
最後のメリットは収入面です。
企業にもよりますが、私の場合はどの企業に転職してもほとんどの場合で年収がUPすることが分かりました。
現職の内定時には前職より約1.5倍くらいのオファーを受けました。
ちなみに今は前職の2倍以上はもらっているので、転職は大成功と言えます。
真面目に働いてるのだからお金はたくさん欲しいですよねw
次にデメリットです。
私はデメリットに関しては、あまり感じていないのですが、強いて言えば以下2点が挙げられると思います。
早期退職のリスクがある
新卒とほぼ同じ能力しか見込めない
デメリット①:転職先が自分に合うかどうか限らない
1点目のデメリットは、第二新卒の転職に限った話ではありませんが、転職先が自分に合うかどうか限らないことです。
ただ、このデメリットは企業に就職する以上、必ず負う事になるリスクだと思います。
デメリット②:もし自分に合わなかった場合、また早期での転職を余儀なくされる
2点目のデメリットは、転職してすぐに転職してしまうとキャリアに傷をつける可能性があることです。
日本では短期間に転職を繰り返すと、敬遠されてしまう傾向にありますから、そういった意味でのキャリアに傷がつくと言う意味です。
従って、日本で会社員として働き続ける以上は、働き先でのミスマッチを起こさないことが非常に重要です。
第二新卒歓迎の求人の探し方
では最後に第二新卒の求人の探し方にはどのような方法があるかを紹介します。
方法①:企業のホームページで求人を探す
恐らくこの方法が1番ベーシックな探し方ですが、よほど転職先を絞れていない限り、めちゃくちゃ時間がかかってしまうのではないかと思います。
そこで一般的には以下の2つの方法を用いて求人を探すことが多いと思います。
方法②:転職サイトで求人を探す
2点目の方法は転職サイトを使って求人を探す方法です。
この方法は自分のペースで情報収集しながら転職活動を進めていきたい人に向いています。
私は最初、【マイナビ転職】と【doda】に登録して転職活動を進めていました。
方法③:転職エージェントで求人を探す
最後の方法は転職エージェントを使って求人を探す方法です。
私は最初、転職サイトで転職活動をしていましたが、進めるうちにどうしても限界を感じたので、最終的には転職エージェントで求人を紹介してもらい、紹介してもらった企業の中から選考を進めました。
転職エージェントについて、詳細を知りたい方は以下の記事で説明していますので、よろしければご参考にして頂ければと思います。
また、以下の記事で第二新卒がどのような転職支援サービスを使って、転職活動を進めたらいいかも紹介しているので、こちらも合わせてご参考ください。
まとめ
ということで、今回は第二新卒の定義と企業及び、求職者から見た第二新卒のメリット・デメリット、そして第二新卒歓迎の求人の探し方までご紹介しました。
私もそうでしたが、若いうちからの転職はどうしても勇気が必要ですし、転職活動を進めても何も結果が出なかったらどうしようと心配になりますよね。
ただ、自分に向いていないと思ってる新卒の企業でだらだら仕事を続けてもモチベーションは上がりませんし、そのような状態では精神衛生上も良くないと思います。
若い時は失敗したって大体はやり直しが効きますし、人生は一度ですから思い切って行動してみると、案外うまくいっちゃうことも多いので、まずは行動してみることをおすすめします。
この記事が第二新卒として転職しようとしている方の為になれば幸いです。