就職留年を決断した3つの理由を告白!就留は不利かどうかの考察つき

2023-07-20

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こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

前回の記事で私は大学4年生の夏までNNT(無い内定)の状態であったと紹介しました。
その後、私はどのようなことを考え、行動し、結果的になぜ就職留年するに至ったかを執筆したいと思います。また、「就職留年って不利なの?」という疑問にも経験からお答えします!

■この記事の対象読者
・内定受諾した企業へ就職すべきか、就職留年すべきか悩んでいる方

就職留年をすべきか悩んでいる方にとって、少しでも有益な情報となれば幸いです。

それではどうぞ!

大学4年生の夏にようやく内々定をゲット!

心が折れて若干鬱になりながらも、周りの友人から大きく遅れて無事に1社から大学4年生の夏に内々定を頂きました。
内々定を頂いたのは誰もが知っていて使ったこともあるであろう、一部上場もしている某大手小売業の企業でした。

流石にこの頃になると場慣れもあったおかげで、私のようなブレブレな軸でも何とか面接をこなせるようになっていました。場慣れ大事w

また、とりあえず1社から内々定を頂き、就活ももうしたくなかったので、この時点で就活を終了することを決断。
こうして私の最初の就活は終了したのでした。

内定辞退を決断した3つの理由

内々定受諾後、大学の単位も何とかほとんど取り終え、あとは入社まで友人と遊んでバイトしてたまに入社前の研修的なものもこなして、というごく普通の学生生活を過ごしていました。
そして10月の内定式にも出席。内定者はみんな気のいい人たちばかりですぐに仲良くなりました。

しかし、入社時期が近づくにつれて様々な不安が募り、特に以下の3つの理由が私に就職留年を決断させました。

理由①:土日休みと聞いていたけど先輩社員の話を聞いてるとそんなことはない様子

募集要項には土日休みと記載されていた記憶がありますが、先輩社員の話を聞いていると、土日も平日夜中も当たり前に働いている感じでした。

理由②:転勤が多いらしい

その企業は全国にお店を持っているので、転勤が3年ごとくらいにあるという話を先輩社員から聞きました。
私はあまり企業研究というものもしていなかったのもあった為、転勤があるなんて予想外でした。
というのも私は幼少期から親の仕事で転勤ばかりだったので、自分は転勤をしたくなかったのです。

理由③:企業を辞めたときに潰しが効かないのではないか

小売業ってどうしてもレジ打ちとか品出しとか、そういった類の仕事ばかりイメージ※してしまって、いざ辞めたいと思った時に転職市場で絶対的に不利だよなぁと思い始めました。
※もちろん、小売業にもバイヤーという方々や土地を仕入れて店舗を建てるといった方々やバックオフィスの方々等もいらっしゃいます。ただ、当時の若い私にはそのような広い視野はなかったということです。

ということで詳細は省きますが、上記の不安から色々悩んで、色々自分で調べて、人にも相談してみたりした結果、内定を頂いていた企業には大変申し訳ないのですが内定を辞退する、という決断に至ったのです。
私は内定先の企業に内定辞退の連絡を入れて、晴れてNNTの状態に逆戻りしました。これが大学4年生の冬の話です。

あ、ちなみに私の場合は内定辞退の連絡を入れた時は怒られませんでした。
しかし別の企業に内定した友人の場合はめっちゃ怒られたと言っていましたw
やはり企業によって対応が違うようですが、連絡を先延ばしにするのはあなたにとっても企業にとっても何もいいことはありませんので、内定辞退を決断したら早めに連絡をしましょう!

就職留年を決意

そして、色々悩みましたが、やはり新卒カードを捨てるのはもったいない!!と友人やネットから情報を得た為、就職留年することを決意しました。これ、さらっと書いていますが当時の私にとっては人生最大の決断でしたw

しかし、今の自分のままでは2回目の就活で苦戦することは目に見えていたので、自己分析、業界研究、企業研究、テストセンターの勉強、面接練習など、就活で当たり前に求められることをしっかりやりました。

そして、金融業を中心に色々と受験した結果、大学5年生の春に無事、1社から内々定をゲット!心の弱い私は早々に就活を切り上げ、余分な1年のモラトリアム期間を楽しむのでしたw

就職留年とは?

ここで就職留年の定義について少し触れておきます。就職留年とは、
「新卒カードを保持する為に大学の単位を敢えて落とすことで、大学に残留し、翌年度に再度、1年下の就活生に混じって就職活動をすること」です。

この就職留年は敢えて大学の単位を落とすことがミソで、大学によっては卒業に必要な単位を全て取得してしまうと、強制的に卒業させられてしまうところもあります。
そうした場合、企業はあなたを既卒としてみなします。
たった1年の差ですが、既卒になると新卒として扱ってもらえない為、新卒としての就職活動は不可能です。
これは絶対に留意しておいてください。

ですので、最初の就活に失敗し、翌年度にまた新卒として就活をしたい場合は私のように就職留年を選ぶ必要があります。

就職留年は不利?

就職留年に関してのよくある疑問としては、「就職留年は不利なのではないか」ということではないかと思います。

これについては確かに少なからず選考に影響があると思います。
仮に私と大学を4年で卒業できるAさんを比較して全てにおいて全く同じ評価だったら、絶対に企業はAさんを選びますよね。
企業は新卒採用においてはできれば若い人材が欲しいのです。
また、面接でも絶対に「何故留年したの?」って聞かれます。

しかし、私の個人的な感覚ですが実はそこまで就職留年は選考に影響していない気もしていました。
なぜ、選考に影響しないのかと思ったかというと、それは「何故留年したの?」という質問に対して論理武装していったからだと思います。
具体的にどう論理武装したかというと、「最初の就活で内定を頂いた企業が自分の志向に合っていない為、就職留年しました」と素直に告白していました。
また、どんな論理で話したかの一例ですが、私の場合、以下のような流れで話していました。

就活留年した理由の説明例

自己分析を進めるうちに、実は「誰かに頼られたい」という志向があることが判明

▶︎じゃあ頼られる人ってどんな人?と考えると、一つに誰にも負けない専門知識がある人という答えが浮かび上がる

▶︎小売業だとその人特有の専門知識を身につけることって難しい

▶︎その為、内定辞退した企業は私の志向にあっていなかった

面接官によってはその答えで納得してくれる人もいましたし、「いやいや、そんなん調べてから企業受けようよw」という呆れながらもごもっともな意見をくださる方もいました。
ただ、最終的には無事に1社から内定をゲットすることができました。

このような私の経験から、「就職留年は確かに少なからず選考に影響を及ぼすが、就職留年をした明確な理由を自信を持って論理的に説明できれば大体問題ない」ということが言えると思います。
ですので、私のような境遇にいる方は是非、就職留年することを検討・そして実行してもいいのではないでしょうか。
もちろん、最初の就活でちゃんとやっていればこんなことにはならないわけですが。。w

まとめ

ということで、今回は私が就職留年を決断した理由と、ぶっちゃけ就職留年って不利なの?という疑問に経験からお答えしました。
なお、以下の記事で就活生の方にとって役に立つサービスを紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。


この記事が就職留年すべきかどうか悩んでいる方にとってお役に立てれば幸いです。