実は簡単!志望理由/を作るときの4ステップを例文を交えて解説!

2023-07-13

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こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

この記事では就活をしていても転活をしていても最も書かされる/聞かれる項目No.1,2を争うであろう、志望動機/志望理由(以下、志望理由で統一)を作るときのステップについて解説します。
私も就活と転活をしているとき、本音としては、「志望理由を企業ごとに作るのって手間がかかる・・・」と思っていました。
ですが、志望理由はESで必ず書かされる項目ですし、面接でも必ず聞かれる項目なので作成は必須です。

確かに志望理由は作り方の手順が分かっていないと何から手をつければいいか戸惑ってしまいますが、実は作るための考え方とコツさえ掴めれば、作るのにそんなに時間はかかりません。
今回は作成手順やその考え方、そしてコツを伝授していこうと思います!

■この記事の対象読者
・志望理由を作るための考え方とコツが分からない方
・ESが通らない方
・面接で志望
理由のウケがなんとなく悪いと感じている方

それではどうぞ!

志望理由を作るときのステップ

以下から具体的にどのように志望理由を作成すれば良いかをお伝えします。
そのステップを端的にお伝えすると以下のステップとなります。

志望理由を作成するときのステップ

自己分析を通じてあなたの強み/志向を知る

志望業界/志望企業の絞り込みをする

志望する職種を絞り込む

ステップまでで整理した情報を論理的に統合して志望理由を組み立てる

では順を追って説明していきます。

ステップ1.自己分析を通じてあなたの強み/志向を知る

どの就活本やブログにも記載がある通り、志望理由を作るときの手始めとして、まずは自己分析を通じて己を知ることからスタートしてください。
ここをおざなりにして、企業のブランド名や認知度、もしくは周りに流されてなんとなく受験する企業を決めてしまうとESや面接で志望理由を聞かれた時に一貫性のない場当たり的な回答になってしまい、選考通過が難しいです。

自己分析の方法については、本やネットの情報が巷に溢れているので私から詳細にはここで触れませんが、自己分析をするときのマインドについては以下の記事で触れているのでよろしければ参考にしてください。

ちなみにこれってほんとに強みなのかな?本当に自分の志向なのかな?って思うものもまずは全部リストアップするといいと思いますよ。
リストアップせずにいると考えたことを忘れてしまい、あなたの可能性を狭めてしまう一因にもなりますので。

さて、今回の記事では具体例も交えながら解説することで進め方のイメージをつけて頂きたいと思います。
具体例として私の就活/転活の時の自己分析結果から得られた自分の強みの一部を列挙します。

強み

人と深い信頼関係を作ることができる

環境適応力が高い

前向きに考えることができ、落ち込んでも立ち直りが早い

また、志向の一部は以下です。
志向

人と信頼関係を築きながら仕事をしたい

自分の成長を見込める環境に身を置きたい

専門知識や自分だけの尖った技術を身につけたい

転勤はあまりしたくない(譲歩できる条件&面接では当然言わない話題)

ここから得られた分析結果が後続のステップの為の素材となります。

ステップ2.志望業界/志望企業の絞り込みをする

さて、自己分析ができたら次はあなたの強み/あなたの志向にあった業界と企業を絞り込んでいきましょう

業界については、どの媒体にも「この業界はこんな人に向いてます!」的な情報が書いてあるはずなのであなたの強みと志向を照らし合わせれば絞り込みにそんなに時間がかからないと思います。 むしろこの辺は就活/転活の機会に色んな業界を知ることができるので楽しかった記憶があります。 下記に志望業界を絞り込む為の情報源を列挙しておきます。
志望業界を絞り込むための情報源

四季報

リクナビやマイナビに掲載されている業界地図

日経などから出版されている業界地図

例えば、成長意欲が高い人はIT業界やコンサルティング業界、発想力が豊かなら広告業界、社会に広く貢献するならインフラ業界、経済に興味がある人は金融業界、とかですかね。
あまり業界を絞り込むのも良くないと思うので、最初は少なくとも3業界以上は見ておくといいのではないでしょうか。

次に志望企業の絞り込みです。
これも志望業界と同じであなたの強み/あなたの志向にあった企業を選ぶようにしましょう。

同じ業界の中でも企業の色は千差万別です。
業界No.1をひた走るリーディングカンパニー、あえてニッチな分野で戦う企業、海外事業に事業の重きを置いている企業、独自の技術をひたすら磨き続けている企業などなど。
色んな企業を見ているうちになんとなく、あなたの好みの色を持った企業がわかってくると思います。

下記に志望企業を絞り込む為の情報源を列挙しておきます。

志望企業を絞り込むための情報源

企業の採用ホームページ

リクナビ・マイナビ・dodaなどの就職ポータルサイト

会社説明会

OB・OG訪問

転職会議やOpenWorkなどの企業のクチコミサイト

今回は例として生命保険業界を志望し、その中でも日本生命保険相互会社(以下、日本生命)を志望したと仮定しましょう。
日本生命といえば、言わずもしれた生命保険業界のリーディングカンパニーであり、グローバルにも力を入れている歴史ある生命保険会社のうちの一つです。

ステップ3.志望する職種を絞り込む

次にステップ3ですが、これはステップ2と並行して行うことが多いと思います。

このステップもステップ2と全く同じで、あなたの強み/あなたの志向にあった職種を探しましょう。
新卒採用だとよく総合職/一般職が募集されますが、その中でも具体的な職種を選ぶ必要があります。
例えば人と話したり調整ごとが好きな人は営業職、人の採用に興味があるなら人事、安くて品質の良いものを探すことが得意な人はバイヤー、大きなお金を動かして資産運用したい人はトレーダー、みたいな感じです。
職種についての情報源は志望企業を絞り込むための情報源とほぼ同じなので割愛します。

今回は例として営業職が自分に合っていると判断したと仮定しましょう。

ステップ4.ステップ3までで整理した情報を論理的に統合して志望理由を組み立てる

最後のステップは今まで整理した情報を論理的に統合し、それを文章と言葉に落とし込む作業です。

この記事で私が仮定した志望業界、志望企業、志望職種を整理すると以下です。

仮定の志望業界、志望企業、志望職種

志望業界:生命保険業界

志望企業:日本生命

志望職種:営業職

あとはここまでのステップで、それらを志望する理由をあなたの強みと志向で裏付けしながら論理的に統合して文章を組み立てれば良いのです。
文字数にもよりますが、200文字ならその企業とその職種を志望する理由まで、400文字ならプラスでその業界を志望する理由まで文章化したほうがいいと思います。
それ以上の文字数の場合は1つ1つのトピックを深掘りしないと文字が多分足りないと思います。
あと、志望理由を書くときは最低でも8割以上は埋めましょうね。

この記事では400文字想定で志望理由のサンプルを書いてみます。

日本生命の志望理由:400文字想定

(業界を志望する理由)私が生命保険業界を志望する理由は、私の人と深い信頼関係を構築できるという強みが生かせる業界であると考えたからです。

(上記を裏付けるエピソード)生命保険は目に見えない商品である為、お客様と深い信頼関係を築くスキルは必須であると考えています。私は○○○という経験から、人と深い信頼関係を構築することが得意であると認識している為、生命保険業界は私の強みを生かす絶好の環境だと考えています。

(貴社を志望する理由)その中でも貴社は業界最大手であることから、自己成長の機会が多いと考えている為、志望しています。

(上記を裏付けるエピソード)私は○○○という経験から、将来は自分の成長を見込める環境で働きたいと考えている為、業界最大手の貴社でならそれが実現できると考えました。

(職種を志望する理由)また、貴社の仕事の中でも私は営業職を志望しています。

(上記を裏付けるエピソード)営業に求められる重要な資質の1つとして、お客様と深い信頼関係を築くことが挙げられると考えており、私は冒頭に記載の通りの経験から営業職でなら自分の力を発揮できると認識しております。

確かこんな感じで当時、志望理由を書いていたと思います。
ちょっと文字数が多めかもしれませんが、参考にしてみてください。

実は私は最初の就活で日本生命にもESを提出した結果、ESは通りました。ただ、2次面接くらいで落ちました。

最後に個人的に志望理由で使わないほうがいいと思うネタもピックアップしておきます。

志望理由のNG例

研修制度・社内の教育制度が充実している

福利厚生が充実している

転勤がない

社風に魅力を感じた

志望理由のNG例①:研修制度・社内の教育制度が充実している

志望理由のNG例②:福利厚生が充実している

志望理由のNG例③:転勤がない

この3つはなんとなくわかると思います。
企業はあくまで利益を追求する集団ですから、志望する理由や入社後のビジョンが明らかに企業の利益の増加に貢献しないのものであれば、企業はあなたを採用する意味がありません。

志望理由のNG例④:社風に魅力を感じた

最後の社風については微妙です。
例えば説明会に1回参加しただけで社風に魅力を感じても、絶対にそれを志望理由にすべきではありません。
逆に10人も20人もOB・OG訪問をして、社風に魅力を感じたのなら書いてもいいかもしれません。
ただ、個人的には社風に魅力を感じるかどうかは主観的なもので、本当に合っていると判断するのは面接官なので、別に書かなくてもいいかなとは思います。
まぁ、そもそもESが通らなければ面接に行けないので絶対の自信があるのなら書いてもいいと思います。

まとめ

ということで、今回は志望理由を作るステップを具体例を交えながら執筆しました。
志望理由は正解がないこともあり、作成するには骨が折れますが、手順さえ分かっていれば論理的に組み立てることができます。

なお、以下の記事で就活生の方と転職活動している方それぞれにとって役に立つサービスを紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。
↓就活生向け

↓第二新卒・若手向け

↓一般社員向け

この記事を参考にすることで、少しでも楽に志望理由を作れるようになって頂ければ幸いです。