コンサルティングファームに向いてる人の特徴と身に付くスキル4つ!

2023-07-20

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こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

はじめにの中に、大手総合コンサルティングファームへの転職が成功したと記載していますが、読者の皆さんの中には、「こいつ本当にコンサルタントなの?w」って疑いを持たれてる方もいるかと思います。
また、他にもコンサルティング業界に興味があるのだけど、実際、どんな業界なのかイマイチイメージ出来てない方もいらっしゃると思います。

そこで今回はそのコンサルティングファームで働く筆者がその実態について執筆します!

■この記事の対象読者
・コンサルティングファームへの就職・転職を考えている方

一応、就活生向けに記載しますが、転職活動を考えてる人も十分に参考になる記事だと思います。

それではどうぞ!

そもそもコンサルティングファームって?

ここは一般的な話なので、あまり詳しくは記載しませんが、コンサルティングとは以下と定義できます。

コンサルティングとは一般的に「企業の様々な経営上の課題を明らかにし、解決する助言をする」こと

引用元:転職サービスのムービン

で、上記のように企業の課題を明らかにし、それを解決する為の助言をするコンサルタントを雇用している企業がコンサルティングファームです。

また、コンサルティングファームもいろいろな種類があって、大きくは下記のように分類できます。

  • 総合系
  • 戦略系
  • 会計系
  • シンクタンク系
  • 国内独立系
  • IT系
  • 人事系

などなどあります。なお、分類の基準は業界内で特に定まっているわけではありません。

このようにコンサルティングファームは各々得意分野を持つことで、他社と差別化しながら生き残りを図っています。
私はリストの一番上の総合系と呼ばれるコンサルティングファームに所属しています。

コンサルティング業界に向いている人の4つの特徴

簡単にコンサルティング業界について見てきたところで、次に私が考えるコンサルティング業界に向いてる人の特徴を列挙します。

特徴①:考えることが好き

コンサルタントは考えることが仕事です。

例えば、ある案件を提案する際には、まずクライアントから現状の経営に対する課題をヒアリングする為にディスカッションをし、そこから得た情報を多角的に分析することで、最適解を導き出し、最後には数十〜数百ページにも及ぶPPTを作成し、解決策の提案までをする必要があります。
このように提案一つとってみても論理的な思考を最初から最後まで粘り強く実行する必要があります。

もちろん、プロジェクトに入ってからも常に問題は山積みですので、常に考え続けなければなりません。
よく考えることが苦手な人もいますが、論理的な思考力というものは入社後にも鍛えることができますので、そのような人でも訓練すれば問題ないことが多いです。(私も入社前は論理的思考力なんて皆無でしたので安心してくださいw)

ただし、考えることが苦手ではなく嫌いという人にとってはこの業界は不向きと言えます。

特徴②:向上心が高い人

コンサルタントは勉強し続けることも必要です。

現代では世界中で法整備による規制の強化、経済の浮き沈み、テクノロジーの進化、社会情勢の変化など、数えきれないイベントが24時間、365日、常に起きています。
これらの中で最低限、自分に関係のある分野については、キャッチアップし続けないとクライアントとまともに会話をすることができず、結果的にクライアントから信頼を得ることができません。

ですので日々、自己研鑽する精神は欠かせません。

特徴③:環境適応力が高い

コンサルタントは短い時には1ヶ月という短いスパンでアサインされたプロジェクトに最大限コミットする必要がありますので、どんな環境にでもすぐに適応できてしまう人はコンサルタントに向いていると思います。

特徴④(おまけ):食いっぱぐれたくない精神を持っている

これはおまけですが自分の市場価値を高めて食いっぱぐれたくない人にも向いています。

コンサルタントはクライアントから高いフィーを頂く為に広範なスキルを身につけなければなりません。
ただ、そのようなスキルは意識すればコンサルティング業務に従事する中でどんどん身についていきます。

その結果、気づくと様々なスキルが身につくので、もちろん同業他社への転職も可能ですし、なんなら事業会社への転職も視野に入れることができるので食いっぱぐれる可能性は低いです。

コンサルティングファームで身につけられる4つのスキル

じゃあ具体的にコンサルティングファームで働くことでどんなスキルが身につくのかを記載します。

スキル①:高い資料作成能力

コンサルタントは常に品質の高い資料を短時間で作成することを求められます。
その結果、Excel、PPT、ワード、議事録などの作成能力はかなり高くなります。

スキル②:コミュニケーション能力

コンサルタントはクライアントから情報を引き出すために、インタビューの段取りを考え、打合せの場をコントロールし、議事録を取りながら会話をする、なんてこと当たり前にします。
そして、それらを実践する中でコミュニケーション能力が磨かれていきます。

スキル③:論理的思考力

コンサルタントは相手を納得させる為に常にロジックを考える必要があります。
その結果、論理的思考力が身につき、複雑な問題も解けるようになっていきます。

スキル④:ITスキル

今や企業にとって業務へのITの導入は当たり前なので、コンサルタントはITの勉強もします。
時には自分でプログラミングしたり、システムのテストをする必要もあるので、自然とITスキルが身についていきます。

コンサルティング業界って激務なの?

最後に「コンサルティング業界って激務のイメージがあるけど実際どうなん?」という疑問をお持ちの方もいると思います。

これは月並みの回答で申し訳ありませんが、入社した企業の文化とアサインされたプロジェクトによります!!

例えば、給料の中に残業代が見込まれているような企業でしたらなるべく残業はしない雰囲気でしょうし、別途残業代が支給される企業の中の予算が豊富にあるようなプロジェクトだといくら働いてもいいよ、ってことになると思います。
ただ、昔と違ってほとんどの企業で36協定を導入しているはずなので、月の残業が100時間にも及ぶような非現代的な労働環境の企業は多分ないと思います。
しかし、プロジェクトを完遂しなければクライアントとの契約違反になることもあるので、炎上しているプロジェクトだと土日を潰すくらい激務になる可能性はあると思います。

これはケースバイケースと思います。

まとめ

ということで、今回はコンサルティングファームの実態について執筆しました。
なお、以下の記事で新卒と中途それぞれでの入社難易度と入社のメリット・デメリットをまとめたのでよければ参考にしてください。


コンサルティング業界を目指している方、もしくは興味を持っている方に少しでも有益になれば幸いです。