就活生向け!面接の流れと対策方法を徹底解説!オンライン対応済
こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
就職活動の本選考で必ず登場する選考方法といえば面接ですよね。
また、インターン参加にあたっても、選考の一環として面接を実施する企業はあります。
ただ、就活生の方は就活を始めるまでは、アルバイトでの面接くらいしかしたことがない方が大半だと思いますので、どんな流れで進むものなのか気になるところだと思います。
今回はそんな就活を始めたばかりの方に向けて面接の流れをメインに解説していきます!
また、後半では面接の対策方法も解説しており、結構濃い内容になっているので、乞うご期待ください。
また、面接もオンラインが主流となってきつつあるので、オフラインはもちろん、オンラインでのマナーについてもまとめてみました。
■この記事の対象読者
・面接の流れを知っておきたい就活生の方
・面接の対策方法を知りたい就活生の方
それではどうぞ!
面接の目的
と、いきなり本題の前に余談チックになりますが、まずは面接の目的から改めて考えたいと思います。
何事もまずは目的を理解することは非常に大事です。
また、この記事では採用側だけでなく、就活生の方の立場にもなって面接の目的を考えてみます。
なお、面接の目的については、オフラインであろうがオンラインであろうが違いはありません。
採用側の目的
採用側が面接をする目的は大きく3つあります。
ESからは知ることができないあなたの本質を得る為
入社の熱意を知る為
コミュニケーション能力を見る為
目的①:ESからは知ることができないあなたの本質を知る為
これが1番大きい目的です。
ESだけではスペースの都合上もあり、あなたがどんな人材で、どんな経験を積んできて、普段どんなことを考えて行動していて、将来どんな人材になりたいかを全て伝えきることができません。
そこで、採用側はESに要点のみを書かせ、面接で書かれた要点に対して細かくツッコミを入れることで、ESからは知ることができないあなたの本質を知ろうとします。
そして、ESの情報と面接で得たあなたの本質を並べることで、あなたが自社に相応しい人材であるかを判断します。
目的②:入社の熱意を知る為
面接の目的の2つ目は入社の熱意を知る為です。
正直、ES上で「貴社を志望しています!」と書くのは簡単です。
採用側も当然それは把握しているので、本当にあなたに入社の熱意があるかどうかを面接の質問を通して判断します。
また、入社の熱意があるかどうかを判断するにあたって、採用側は「あなたが貴社に入社することでどのようなメリットがあり、将来的にはどのようなことを成し遂げたいか」までを語ってもらうことを期待しています。
特にリクルーターをやっていると、入社後のビジョンを語れない人をよく見ますが、この観点はとりわけ役員層は気にするので絶対に語れるようになって欲しいです。
入社後の熱意を伝えるのは非常に重要なので、いつか記事にしたいと思科。
目的③:コミュニケーション能力を見る為
最後の目的は、コミュニケーション能力を見る為です。
コミュニケーション能力は非常に意味する範囲が広いですが、面接では主に「聞かれた質問に対して端的、かつ論理的に答えることができるか」を見られていると考えてください。
また、あなたとのコミュニケーションを通して、あなたが社風に馴染む人材であるかも判断しています。
就活生の方の目的
続いて就活生の方が面接をする目的ですが、これは大きく2つあると考えます。
入社後のミスマッチを防ぐ為
社風が自分に馴染むかどうかを見極める為
目的①:入社後のミスマッチを防ぐ為
就活生の方にとってはこの目的が1番大きいです。
就活では企業のホームページや説明会、OB・OG訪問などを通して、その企業を研究していく訳ですが、面接が進む中でも人事担当または現場社員、マネージャー、役員と様々なポジションの人に会うことができ、これも企業研究の一環と言うことができます。そして、この企業研究こそ、まさに入社後のミスマッチを防ぐ目的で行います。
その選考の過程で出会う様々なポジションの人に面接で逆質問をすることで、あなたが不安に思ってること・もしくは入社前の疑問点を解消してくれるので、面接そのものも入社後のミスマッチを防ぐステップと表現することができます。
目的②:社風が自分に馴染むかどうかを見極める為
2点目の目的は1点目とやや重複しますが、志望企業の社風を実感する場としても面接は有用です。
面接を受けてみると分かりますが、ESの項目通りに質問をしてくるお堅い感じの企業、面接というよりは面談のような感じで接してくれるフランクな企業、圧迫気味な企業など、企業によって社風は本当に様々です。
そんな企業ごとに異なる雰囲気を掴む目的としても、就活生の方は面接をする必要があると考えます。
面接の流れ
では実際に面接はどのような流れで進んでいくかを解説していきます。
面接の流れは大きく以下の6つのステップから成ります。
入室・挨拶
自己紹介(またはプラスで自己PR1分程度)
志望理由に関する質問
ESの各項目について個別の質問
逆質問
退室
では順番に解説していきます。
ステップ①:入室・挨拶
まず最初のステップは入室と挨拶です。
これはオフライン面接とオンライン面接とでお作法が異なるので、分けて解説します。
オフライン面接の場合
オフライン面接の場合のポイントは以下5点です。
ドアノックは3回
「どうぞ」と言われたら「失礼します!」を元気な声で言いながら入室する
ドアを閉めるときは音を立てないように注意する
席の横に立ち、最初の挨拶と一礼をする
「どうぞお座りください」と言われたら座る
ドアノックは3回
まず、入室時のドアノックは3回ということは覚えておいてください。
別に間違えて2回しか鳴らさなかったとしても、おそらく選考の結果にほとんど影響しませんが、知らないと恥ずかしいです。
「どうぞ」と言われたら「失礼します!」を元気な声で言いながら入室する
ドアを閉めるときは音を立てないように注意する
また、ノックの後に中から「どうぞ」と言われたら「失礼いたします!」と元気な声で言いながら入室し、ドアに向いたまま静かにドアを閉めましょう。
元気にとは言ってもただ大声を出せばいいということではなく、普段話す声よりワントーン上げた声で部屋の中に聞こえるくらいの声量でOKです。
席の横に立ち、最初の挨拶と一礼をする
そして、席の横に立ち、「本日はよろしくお願いします!」と述べた後に一礼をしましょう。
第一印象の有名な話の一つにメラビアンの法則というものがありますが、この法則にによると印象は見た目と声の大きさやトーンに関するもので9割を占めるというくらい重要なので、ここは落としたくないところです。
カメラ目線で「本日はよろしくお願いします!」と爽やかに挨拶する
そして、面接官に「どうぞお座りください」と言われたら席に座りましょう。
もし言われる前に席に座ってしまった場合は「大変申し訳ございません」と謝っておいた方が無難です。
オンライン面接の場合
続いてオンライン面接でのポイントも以下5点です。
パソコンかタブレットを用意する
服装はスーツが無難
場所に気をつける
10分前にはログインしておき、5分前になったら入室する
カメラ目線で「本日はよろしくお願いします!」と爽やかに挨拶する
パソコンかタブレットを用意する
まず、大前提ですがオンラインの場合はパソコンかタブレットを使って面接に臨んだ方が良いです。
スマホでもこなせないことはないですが、画面が小さい、通信容量の不足の可能性、アプリの操作性がパソコンと異なることがあることから不利と言えます。
どうしてもスマホがいい方はスタンドで固定するなど、画面が揺れないような工夫も必要です。
服装はスーツが無難
次に服装についてはスーツが無難です。
オフィスカジュアルでも問題ない場合もありますが、服装の指定がないならスーツで臨みましょう。
場所に気をつける
そして、面接をする場所も重要です。
ベストは自宅ですが、家族と同居している場合は、その時間帯は配慮してもらう段取りをしておきましょう。
また、外の場合は貸会議室などの個室でするのが無難です。
ただし、公共性が高い喫茶店や飲食店など、お互い集中できない環境で面接を受けることは絶対に避けるべきです。
10分前にはログインしておき、5分前になったら入室する
全ての準備が整ったら10分前までにWeb会議システムを立ち上げてログインしておきましょう。
そして5分前になったら入室しましょう。
例えばTeamsなら既に相手が入室している場合は、接続が許可されて入室できるはずです。
カメラ目線で「本日はよろしくお願いします!」と爽やかに挨拶する
最後に時間になったら、カメラ目線で「本日はよろしくお願いします!」と座ったまま挨拶しましょう。
オンラインでもオフラインでも第一印象の重要性は変わらないので、ここもビシッと決めたいですね。
ステップ②:自己紹介
次は自己紹介です。
これはオフラインもオンラインも特にお作法には変わりはありません。
自己紹介は長くても3分に収める
自己紹介については履歴書に書いてあるような、あなたの基本的なプロフィールと現在はどんなことをしているのかを簡単に述べるにとどめます。
長くても3分程度が良くて、これ以上長いと多分飽きられます。
また、もし入室・挨拶時に失敗があった場合はここで挽回したいところなので、ここは爽やかに決めましょう。
自己PRを準備しておく
また、自己紹介の後にプラスで自己PRを1分程度求められることもあります。
このパターンは非常に多いので、数ある自己PRの中から、その企業で発表するネタを事前に決めておいた方がいいと思います。
自己PRで重要なことは、自己PRではあなたの長所を述べるだけでなく、その長所をどのように貴社で活かせるかまでを述べるということです。
なお、自己PRの作り方は以下の記事で紹介しているので、よろしければ参考にしてください。
ステップ③:志望理由に関する質問
次は志望理由です。これは必ず聞かれます。
志望理由で重要なことは以下2点です。
その業界の中でも貴社を志望する理由をあなたの強みと志向で裏付けしながら論理的に説明する
あなたの強みと志向からあなたがその企業で成し遂げたいことを語る
その業界の中でも貴社を志望する理由をあなたの強みと志向で裏付けしながら論理的に説明
1点目については、業界を志望する理由とその中でも貴社を志望する理由をあなたのエピソードで裏付けしながら説明するということです。
これは案外できている人が多いと思っていて、私でも意識できていたことなので、言わずもがなだと思いますが念のため。
例えば、私だったら生保業界の日本生命を志望する理由は私の「信頼関係を構築する強み」とリーディングカンパニーならではの「自己成長の機会の多さ」という観点から説明します。
詳しくは以下の記事で志望理由について、作り方を説明しているのでよろしければ参考にしてください。
あなたの強みと志向からあなたがその企業で成し遂げたいことを語る
むしろここで私が強調しておきたいことは2点目の、あなたの強みと志向からあなたがその企業で成し遂げたいことを語って欲しいという点です。
これは私のリクルーターの経験から出来てない人、または思慮が浅い人が本当に多い印象です。
その企業で本当に働きたいのであれば入社後はどのような目標を持って働き、何を成し遂げたいのかという鮮明な将来像を語れるはずです。
特に役員レベルにもなると、あなたが入社後にどのような活躍をしてくれるかという観点を持って評価をするので、その期待に応えるために将来像を語れることは重要です。
逆にこれが語れないと志望度は低いと見なされ、最終面接でも落とされることは珍しくないので本当に注意して欲しいです。
成し遂げたいことのネタは何でも良くて、その企業の類似サービスを更に発展させたいとか、その企業がまだ持っていないサービスを自分が開発を主導したいとか、切り口はたくさんあります。
ステップ④:ESの各項目について個別の質問
自己紹介と志望理由という2大質問が終わったら、次はESの各項目について個別の質問です。
ここで重要なことは以下3点です。
面接の前に想定される質問と答えを考えておく
答えられない質問が来たら、後日回答する
とんち系の質問については、論理的思考力を使って回答する
面接の前に想定される質問と答えを考えておく
まず1点目に重要なこととしては、面接の前にコピーしておいたES、もしくはファイルを確認し、想定される質問とその答えを考えておくことです。
面接官はあなたの行動の特性と論理的思考力を知る為に「どのように(How)」と「なぜ(Why)」の質問を多用してきます。
従って、あなたも面接の前にESを確認しながら、興味を持たれそうな記述については、「どのように(How)」と「なぜ(Why)」を自問し、その答えを自答するようにしましょう。
答えられない質問が来たら、後日回答する
また、どうしても即答できないような質問も中にはあると思います。
その場合は、「今すぐに回答が思いつかないので、後日メールで回答させてください。」と回答しましょう。
ビジネスでもこういった場面は想定され、こういった場面で適当な回答をしてしまうと、後々重要な問題に発展しかねません。
面接も同じで、即答できないのであれば回答を保留にしておき、後日回答するという選択が最も正しいです。
とんち系の質問については、論理的思考力を使って回答する
最後に重要なことは、例えば「当社の利益を倍増させるにはどうすれば良いかアイディアがあったら教えてください。」的なとんち系の質問です。
こういった類の質問には正解はなく、あなたの論理的思考力が問われています。
これに関する回答がノーアイディアだと少し印象が悪いので、あなたなりの考えを道筋を立てて論理的に回答するようにしましょう。
論理的思考力については、以下の記事で詳しく書いています。
ステップ⑤:逆質問
面接官の質問が全て終わったら、次は面接官への逆質問タイムです。
この逆質問はしないと、当社に興味がないと見なされるので必ずするようにしましょう。
どんな質問をするかは、例えば以下のような感じで面接官のポジションによって変えるといいと思います。
人事・現場社員:社風系の質問と自己啓発系の質問
管理職:社風系の質問とマネジメント系の質問
役員:企業の経営戦略系の質問
逆に企業のホームページに載っているような福利厚生系の質問とか、残業系の質問、配属系の質問などは面接の場で聞くことではないので避けた方がいいです。
ステップ⑥:退室
面接が全て終わったら退室です。
これはオフラインもオンラインとでそれぞれお作法が違います。
オフライン面接の場合
オフライン面接の場合のポイントは以下3点です。
椅子から立ってお礼の言葉を述べた後にお辞儀する
ドアの前で「それでは失礼いたします!」と言って退室する
ドアを静かに閉める
何よりも忙しい業務の合間を縫って、面接をしてくれたことに関して深い感謝の気持ちを持った上で、上記を実践すれば良いです。
気をつけるのは最後、気が抜けてドアをバタンと閉めてしまわないようにすることくらいですかね。
オンライン面接の場合
オフライン面接の場合のポイントは以下2点です。
お礼の言葉を述べた後、採用側が切ったことを確認して退室する
向こうがなかなか切らない場合は、「それでは失礼いたします!」と言って退室する
面接官がなかなか切らない場合はちょっと厄介ですが、「それでは失礼いたします!」と一言添えて退室すれば問題ありません。
面接でやってはいけないこと
さて、ここまでで面接の流れを見てきましたが、面接の場でやってはいけないことも当然あるので、ここでご紹介します。
ビジネスマナーに逸脱する行為
だらだらしゃべる/論理破綻
ネガティブ発言
NG行為①:ビジネスマナーに逸脱する行為
これ、当たり前なんですけどやってしまう人は意外といる印象です。
遅刻するのはもちろんNGですし、あくびもダメなので前日はよく寝てから面接に臨みましょう。
また、オンライン面接といえども飲み物を飲んだり、何か食べる行為も当然NGです。
面接はあくまでビジネスの場なので、常識と照らし合わせた結果、ダメと判断できるようなことは控えましょう。
NG行為②:だらだらしゃべる/論理破綻
これをやってしまう人も意外と多いです。
話好きの方は最初に結論は言うものの、あれもこれもと枝葉の部分を聞いてもいないのに自分語りする傾向があり、話してるうちに論理が破綻して何話してるんだっけ?ってなることもよくあります。
従って、面接の場ではだらだらしゃべる癖をグッと堪えて、聞かれた質問に対して要点とそれを支える理由を端的に話すようにしてください。
NG行為③:ネガティブ発言
これもよくないです。
代表的なのは他の業界や他の企業では自分が実現したいことが成し遂げられないので、消去法で貴社を選んだという志望理由です。
志望業界や志望企業は必ずポジティブな理由で選定・説明しましょう。
志望企業の面接の対策方法
最後に志望企業の面接の対策方法を紹介します。
対策法①:クチコミサイトで志望企業の質問をリサーチする
これはもはやほとんどの就活生の方が実践しているであろう、王道の対策だと思います。
具体的には、就活ノートやみん就でネット上で志望企業の選考フローや面接での質問をリサーチします。
ネットの情報なので、鵜呑みにしてはいけませんが、事実に大きく反する情報もあまり無い印象ですので、情報リテラシーを高く持って利用すれば有益な手段です。
対策法②:友人と面接練習
これも就活生の方にとっては、有効な手段ですね。
お互いのESを見せるのは恥ずかしいですが、自分で練習するよりはずっと効果的です。
対策法③:場数を踏む
面接は場数を踏むことも重要です。
上で面接の流れを書いてきましたが、習うより慣れろでたくさん面接すればするほど、面接で気をつけるポイントが身についていきます。
特に就活生にはdodaキャンパス、OfferBox<オファーボックス>、キミスカといった逆求人&オファー型就活支援サービスに登録しておくことを推奨しています。
なぜなら、これらのサービスに登録しておけば、企業からオファーが届くのですが、オファーが届いた企業に関しては面接に進める可能性が高いので、面接の練習の機会を増やすことができる為です。
対策法④:エージェントを利用する
最後は就職エージェントを利用する方法です。
エージェントとは一言で言うと、一言で「就活生の代理人」と表現することができ、就活生の方が納得のいく結果が得られるまで就職活動をサポートをすることを生業としている業者です。
そして、エージェントは希望すれば、面接の対策と面接の練習を受験する企業ごとにサポートしてくれます。
エージェントについては以下の記事で就活生の方に向けて詳細を書いているので、よろしければ参考にしてください。
まとめ
ということで、今回は面接の流れと面接の対策方法まで紹介しました。
まずはこの記事を読んでいただき、なんとなく面接の流れを掴んで頂いたら、記事内で紹介した対策方法に沿って、対策を進めることがおすすめです。
この記事が面接に関して悩みを抱えている就活生の方にとって、少しでも有益な情報になっていれば幸いです。