【2023年】東京ガスの中途採用体験談(エントリー〜0.5次面接)
こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
「東京ガスの転職に興味があるが、どのように進めれば分からない」
「受験前にどのような選考内容か知っておきたい」
この記事では東京ガスの電力事業部のデータサイエンス職の転職活動の進め方と選考内容を体験談交えてお伝えします。
※こちらの記事は2023年の情報となりますので、閲覧時点では情報が古い可能性があります。ご注意ください。
東京ガスのの選考フローは下記となります。
エントリー→書類選考→Webテスト(コーティングテスト)・0.5次面接
→性格検査・一次面接→二次面接(人による)→最終面接→内定
※エージェントからの情報によると二次面接も本来はあるようですが私の場合はありませんでした。人によるみたいです。
今回はエントリーから0.5次面接までの体験談です。
なお、私は東京ガスについてはビズリーチからスカウトされたエージェント経由で受験をしました。
実際に体験している内容となりますので、東京ガスの中途採用対策に困っている方はぜひ参考にしてみてください。
■この記事の対象読者
・東京ガスの中途採用を受けようと考えている方
それではどうぞ!
東京ガス概要
東京ガスは「資本主義tの父」と呼ばれた渋沢栄一によって設立された会社で、半世紀以上にわたって首都圏にLNGの供給を担ってきたガス会社です。また、2016年の電力自由化を受けて電力供給は発電元・及び電力卸事業を日本全国で行なっていることに加え、国内で培ったノウハウをもとに海外でも事業を展開しています。
日本のガス会社の中では大阪ガスを抑えて1位の売上高を誇っています。
昨今、SDGsやサステナビリティ経営が叫ばれていますが、東京ガスに限らずエネルギー業界のキーワードは「脱炭素化」です。東京ガスの経営ビジョンである「Compass2030」によると東京ガスでは2050年頃までにCO2排出をネット・ゼロへの挑戦をミッションとしており、脱炭素化社会への移行のリードを推進しています。
このようにエネルギー業界の各社は未来の地球の未来を見据えて事業を展開していることから、非常に社会貢献性が高いです。
※参考
・経営ビジョンCompass2030
https://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20191127-01.pdf
それと気になる給与水準ですが、有価証券報告書によると東京ガスの平均年収は695.8万円なので、世間一般的には高い給与水準で業界の中ではトップ水準です。
また、今回私が応募した電力事業部のデータサイエンティスト職の募集要項には、想定年収が550万円~1,200万円と記載がありましたので、雇用時の職位によっては東京ガスの平均年収を上回ることが可能そうです。
東京ガスの志望理由
志望理由は面接の中で必ず聞かれると言っても過言ではないですが、企業ごとに用意するのは大変ですよね。
一例となりますが私のエネルギー業界への志望理由、および東京ガスへの志望理由を下記に記載するので参考にしてみてください。
業界への志望理由、および企業への志望理由作成のポイントは、①自己分析を通じて自分の体験と業界と企業の特徴にリンクさせることと、②両者に一貫性を持たせることの2点です。
学生時代にも興味があった
社会貢献性高く働ける
①学生時代にも興味があった
実は東京ガスは学生時代の就職活動の時も受験(この時は一次面接落ち)してたので、社会人として経験を積んで改めて挑戦しているという旨を押しました。
個人的にはこの志望理由は面接官の方に好印象を与えていた感覚なので、刺さっていた様な気がします。
東京ガスは人柄重視の傾向があるため、誠実さを前面に出すと選考がうまくいくかもしれません。
ではなぜ学生時代に興味があったかというと、自分の性格と業界の指名がマッチしていると考えた為です。
私は関わる人との信頼を重視する性格である為、まさに社会のインフラとしてエネルギーの安定供給の役割を担っているエネルギー業界でなら、社会と信頼関係を構築しながら社会に貢献できるみたいな感じで語っていました。
②社会貢献性高く働ける
これは転職活動のきっかけにも繋がりますが、現職はコンサルとして働いているのですが、個人的には事業会社で働くことと比較して社会への貢献度合いが希薄に感じるようになりました。
人として生まれたからには何かしら社会に影響を与えていきたいという意識が潜在的にあったようで、社会人として働く中でそれが最近顕在化しました。
そういった中でエネルギー業界は社会のインフラとしての役割を担っており、生活に欠かせない存在であることから社会貢献性が高いので志望している旨を伝えました。
社会貢献性高く働ける
DX推進に関わることができる
DXの中でも専門分野としているデータ分析の専門性を磨いていける
①社会貢献性高く働ける
エネルギー業界への志望理由とリンクさせ、エネルギー業界の中でも東京ガスの社会貢献性の高さを推していました。
具体的には下記2点の理由で社会貢献性が高いことを伝えていました。
・約半世紀以上にわたって、LNGの安定供給を通じて社会を支えながら企業として繁栄してきていることから、エネルギー業界の中でも特に社会との信頼を重視している企業であること
・エネルギーの安定供給のみでなく、地球規模で課題となっているSDGsの観点から業界のリーダーとして脱炭素化社会への移行を推進していること
②DX推進に関わることができる
現職でもDX推進の支援を行なっているので、その経験と絡めて引き続きDX推進に従事していきたい旨も伝えていました。
どの企業でもDX推進は喫緊の課題でこぞって各社取り組みを行なっていますが、その中でも東京ガスは経営ビジョンのCompass2030でデジタル技術やAI技術を取り入れるという表現がなされていた為、本気でDX推進を進めているように感じたのでその辺を押していました。
③DXの中でも専門分野としているデータ分析の専門性を磨いていける
このブログでも記事を書いていますが、私はデータ分析系の仕事に従事しており、今回応募の職種もでータサイエンティスト職だったので現職の経験を活かせる旨を伝えていました。
特に電力取引業務という国民の生活に関わる部分の仕事への応募であったため、やりがいが大きそうと感じていました。
また、ここでデータ分析の専門性を磨いていくことで、将来的には東京ガスの電力取引業務以外の仕事にも貢献していきたい旨を伝えることで、直近の仕事以外にも取り組んでいきたいという熱意をアピールしていました。
以上が私のエネルギー業界への志望理由、および東京ガスへの志望理由となりますのでよければ参考にしてください!
選考対策
エントリー
冒頭にも書きましたが、私は東京ガスに関しては、ビズリーチからスカウトされたエージェント経由で応募をしました。
書類選考はスピーディで1週間以内に通過の連絡がありました。
また、書類通過の連絡と合わせて0.5次面接の案内とコーディングテスト受験の案内が来ました。
どちらも聞いたことがないワードだった為、???状態でしたが、(笑)
・0.5次面接:本選考に進む前に入社後のミスマッチを防ぐ目的で職務内容の説明と簡単な選考を行うもの
・コーディングテスト:今回応募職種の業務遂行の為のスキルが備わっているか確認するもの
とのことで、本選考に進む為のハードルがなかなか高いように感じました。
コーディングテスト
概要
コーディングテストは0.5次面接までに受験が必要で、Track Testというサービスから受験を行いました。
操作方法にややクセがあるので事前にサンプル問題を受験することで回答の流れを把握することをお勧めします!
なお、当テストはコードを画面に入力していくのですが、その入力したコードを実行することでその場でコードが正解かどうかが分かるテストとなります。
テスト内容
テストの内容はPythonとSQLでそれぞれの言語ごとにテストが用意されており、所要時間はそれぞれ1時間ずつの2つ合わせて2時間ほどでした。
・Python:かき氷の販売実績データが与えられるので、そのデータをpandasを用いて読み込み、データの統計の取得をし、データの前処理を行い、最後は重回帰分析を使って販売予測を行う、といったような問題が出題されました。
・SQL:いくつかの表データが与えられるので、それらをDMLを用いて操作するといった問題が出題されました。
受験の感想
私の場合、Pythonについては最初のデータ読み込みだけ正解で後の問題は不正解でした。
データの統計のところは最大値、最小値、平均値取得など基本的なものばかりで指定のコードを書けていたと思いますが、何らかミスがあったようで正解できずで、前処理のところと重回帰分析のところまで十分な時間を割くことができませんでした。
SQLは基本的な問題ばかりで、各種DMLと副問い合わせ、テーブル結合くらいを分かっていれば解けるので全問正解でした。
対策
従って、SQLについては基本さえ分かっていれば特に対策不要に感じましたが、Pythonについてはデータ読み込み〜機械学習実施までの一連の流れを抑えておく必要があり、結構難しかったです。
なお、私はオンライン学習サイトのUdemyで自己学習を行なっており、Pyhtonについて下記でお勧めの講座をまとめていますのでよろしければ対策の参考にしてみてください。
0.5次面接
さて、続いてコーディングテストの結果を待たずに0.5次面接です。
私の場合はビズリーチのエージェント経由での応募であった為、0.5次面接の想定質問や参考資料を共有してもらったので、事前にQAをまとめたり、参考資料を読み込んだりして万全の状態で面接に臨みました。
面接形式・雰囲気
一次面接はTeamsで2対1の面接形式で時間は1時間で、前半30分はスライドを用いての職務内容の説明、後半30分は選考といった内容でした。
面接官の方は1名が現場のリーダーレベルの方、もう1名が現場のご担当の方でした。
お二人とも優しい方で面接の雰囲気はかなり和やかでした。
職務内容説明
まず前半30分の職務内容説明については、スライドを用いながら東京ガス電力事業部の事業概要をはじめ、データサイエンティスト職の職務内容を使用言語・使用ツールなど含めて丁寧にご説明いただきました。
また、職務内容だけでなく、関わる部署の方々や職場の雰囲気、やりがいなどもご説明頂き、入社後の働くイメージが湧きました。
この様なインターネットの情報からでは得られない情報を提供頂けると確かに入社後のミスマッチが減ると感じたのと、お二人とも職場の雰囲気や分析方法の具体的な手法含め、どのような質問にも答えてくれたので非常に温かみを感じました。
面接内容
転職理由
志望理由
経験の深掘り
やりたい仕事、将来なにがしたいか
逆質問
職務内容説明後、後半30分は面接でした。
基本的にどの質問もベーシックな内容で人柄と過去に何をやってきて今回募集のデータサイエンティスト職を遂行する為の知識・経験・スキルがあるかを確認するような質問が多かったです。
従って、面接対策としては基本的な転職理由・志望理由を整理し、自己分析を行なっていれば、あとはありのままの自分を出すことで面接通過できそうな雰囲気でした。
なお、私の場合は学生時代にも東京ガスの就職試験を受験していた為、色々経験・スキルを身につけた上で再挑戦しているということも交えて入社意欲をアピールしました。
受験後の手応えはそれなりにありました。
結果
受験後、1週間程度でエージェント経由で合格通知がありました。
思ったより時間がかかったので落ちたかと思いましたが、とりあえず受かって安心したことを覚えています。
私の場合、コーディングテストはPythonがあまりできなかったので不安でしたが、どうやら技術だけでなく、0.5次面接での内容もある程度加味されて評価いただいたと思われるので、コーディングが全くできないのでは難しいですがある程度は出来てれば受かる気がしました。
なお、合格通知受領時は取り急ぎの合格通知のみ頂き、次回面接のスケジュール調整はまた後日ということでした。
やはり大手の人気企業、且つ、私が受験したのが新卒の選考とも被っていた時期だったようで忙しいスケジュールの合間を縫って頂いての選考となっていたようです。
そして、合格通知の1週間後くらいに無事にエージェント経由でスケジュール調整連絡を頂き、無事にスケジュール調整を完了させることができました。
次回は一次面接となります!
まとめ
ということで、今回は東京ガスの転職活動の進め方とエントリー〜0.5次面接までの選考内容を体験談交えてお伝えしました。
何事も事前準備が大事だと思いますが、エージェント経由で受験することで事前準備を周到に行うことが可能です。
東京ガスに限らず、これから各企業への応募を考えている方はぜひ、エージェント経由での応募も検討してみてください。エージェントを利用すると選考前に選考に関する情報を共有してもらえるので、直接応募するよりは選考対策が捗るかと思います。
また、企業によっては今回のようにコーディングテストを課されるところもあるので、データサイエンティストやSE系などの転職を目指す方はオンライン学習サイトのUdemyなどで自己学習を進めておくと良いかと思います。
以上、東京ガスのエントリー〜0.5次面接までの体験談でした!
性格検査・一次面接の体験談は以下となります。