転職エージェントと転職サイトの違いとメリット・デメリット比較

2023-07-13

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こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

この記事では、転職活動を開始する際に利用を検討するサービスのうちの一つである、転職エージェントについて解説します。
実際、私も転職エージェント経由で転職を果たしていますので、体験談を交えながら転職サイトとの違いや転職エージェントのメリット・デメリットもお伝えします。

■この記事の対象読者
・転職活動を始めたいが、どんなサービスを使えばいいか迷っている方
・転職エージェントの利用に興味がある方

なお、転職活動の流れについては以下の記事で解説しています。

それではどうぞ!

転職エージェントとは

エージェントという言葉が「代理人」を意味するように、転職エージェントとは一言で「求職者の代理人」と表現することができ、求職者が納得のいく結果が得られるまで転職活動をサポートをすることが仕事です。
転職エージェントの代表的な業者は、【doda】や【マイナビエージェント】などです。

転職を初めてする場合、転職エージェントに登録することをおすすめ

転職を初めてする場合、もしくは転職活動に慣れていない場合はこのサービスを使うことが多いと思います。
そして、転職エージェントはまさにあなたのパートナーとして、転職活動の最初から最後までサポートする存在で、このエージェントの腕によって転職の成否が決まると言っても過言ではありません。
従ってどのエージェントを選ぶかは最初に直面する非常に重要なステップと言えます。

なお、具体的に転職エージェントは求職者に対して、転職活動の開始から最後まで以下のようなサポートを提供します。

転職エージェントのサポート内容

転職活動の進め方の指南と相談

企業とのマッチング

提出書類の添削、面接対策のサポート

入社日、条件等の企業への交渉

そして、転職エージェントは担当の求職者が紹介先企業への入社を無事に果たした場合に初めて、紹介先の企業から人材の仲介料として報酬を受け取ることができます。
このように、転職エージェントは企業からの報酬で経営を成り立たせている為、ほとんどの場合で利用が無料です。
なお、ほとんどの場合としているのは、世に存在する全ての就職エージェントが無料だと断言できない為です。
ただし、私の経験上、有料の転職エージェントは見たことがないので、おそらく全て無料のはずです。
念の為、利用の前に規約を読むことをお勧めしますが、私がこのブログで紹介している転職エージェントは全て利用無料です。

転職サイトとの違い

次に転職サイトとの違いについてです。私も最初は転職エージェントと転職サイトの違いが分かりませんでしたが、具体的には以下のような違いがあります。

■転職エージェントと転職サイトの違い

比較項目/サービス名転職エージェント転職サイト
転職活動のサポート手厚いサポート一部可能
キャリア相談できるできない
企業の探し方エージェント任せ自分で収集する
求人数転職サイトにはない独自案件が多い多数
気楽さエージェントと相談マイペース
転職活動期間基本的には早く終わる自分次第

以下で軽く各項目について触れます。

違い①:転職活動のサポート

まず、転職エージェントの大きなウリは転職活動のサポート力です。
転職サイトには自己診断ツールなどはありますが、職務履歴書の作成や企業への応募は全て自分でする必要があります。

対して、転職エージェントは転職活動にまつわるあらゆることを全面的にサポートしてくれます。本当になんでも手伝ってくれます。

違い②:キャリア相談

転職エージェントを使うことで、プロにキャリアの相談をすることができます。
転職の時は悩みが尽きないものですが、キャリアの相談を持ちかけることで、プロの視点で転職の道筋を指し示してくれます。

転職サイトを使う場合、悩みも全て自分で解決する必要があります。

違い③:企業の探し方

転職サイトは自分で条件を絞って求人を検索します。

一方、転職エージェントは面談の時に転職の条件さえ伝えていれば、あなたの条件に合った企業を勝手にピックアップしてくれます。
忙しい社会人にとっては、志望企業を絞り込む作業さえ手間ですが、転職エージェントならその手間が省けます。

違い④:求人数

求人数は圧倒的に転職サイトの方が多いです。

一方、転職エージェントは求人数は転職サイトに劣りますが、転職サイトに載っていない独自の案件を多数持っています。実際、これは私も感じたことがあります。

違い⑤:気楽さ

これは個人差があると思いますが、転職エージェントは短期間でより多くの求職者をさばいて報酬を得たいので、どうしても急かしてきがちです。
面接が落ちたと分かったらすぐ次の求人を紹介、みたいな。

その点、転職サイトは全て自己管理なのでマイペースに転職活動を進められます。

違い⑥:転職活動期間

これも個人差があるかもしれませんが、個人的には転職エージェントを利用した方が早く終わると思います。
何故なら転職エージェントは求職者がある企業の面接に落ちたと分かったら、即座に次の企業を紹介、スケジュール調整してくれるので、次から次へと受験できるからです。
実際、私も転職活動期間は1ヶ月ほどで受験した企業は2社でそのうち1社から内定をもらい、転活を終了しました。

ただ、もちろん転職サイトを使っても短期期間で内定獲得できる人は当然いるので、この項目は個人的な見解と捉えてください。

転職エージェントの利用の流れ

次に転職エージェントサービスの利用の流れですが、基本的には以下の5STEPです。

転職エージェントの利用の流れ

会員登録

エージェントと面談

求人紹介・選定

応募・面接

内々定・入社手続き

以下で簡単に各項目について触れていきます。

①:会員登録

まずは転職エージェントへ会員登録が必要です。基本的にどの転職エージェントも会員登録は無料ですし、その後のサービスの利用も無料だと思います。
というか転職エージェントで有料のところを見たことがないです。

②:エージェントと面談

会員登録が済んだら次はエージェントと面談してキャリア相談と求人の条件の詰めなどをしていきます。
今はオンラインで面談をしてくれるところも多いみたいです。

③:求人紹介・選定

エージェントと面談が済んだら次は求人を紹介してもらい、その中から受ける企業をピックアップし、優先度をつけます。

④:応募・面接

あとは付けた応募の優先度に応じてスケジューリングをしてもらい、書類が通ったら面接を受けに行きます。
内定が出るまでは③と④の繰り返しです。

⑤:内々定・入社手続き

無事に内々定が出たら、エージェントのサポートのもと内定の承諾と入社手続きを完了させます。

転職エージェントのメリット・デメリット

次に私が転職エージェントを使ってみて、メリットと感じたところとデメリットと感じたところ、それぞれ列挙します。まずはメリットです。

転職エージェントを利用してみてのメリット

企業とのマッチングとスケジューリングが楽

提出書類の添削、面接対策のサポート

選考フローをショートカットできたので転活をすぐに終えられた

メリット①:企業とのマッチングとスケジューリングが楽

まず1点目ですが、先ほども触れた通り、転職エージェントと面談を行う中で自分の希望の条件を伝えると、その条件に沿った企業を見繕ってくれます。
私の場合、まずは15社ほどピックアップしてもらいました。
後はその中から気になる企業と優先順位を伝えるだけで、先方が全てスケジュール調整してくれるので、私は紹介された企業へ面接に行くだけでした。
この点は平日忙しい社会人にとっては大きなメリットと言えます。

メリット②:提出書類の添削、面接対策のサポート

次に2点目ですが、サポートについてはさすがはプロだなと感じることが多々ありました。

例えば、転職活動を始める前には自分の経歴を紹介する為に職務履歴書を書かなければならないのですが、この書類をあるべき姿を的確に添削してくれました。
また、面接対策についても「あの企業にはあなたのこういう強みをアピールした方がいい」とか、「この企業は○○の分野に力を入れているので、そこも押さえておいた方がいい」など、面接のアドバイスもしてくれました。

メリット③:選考フローをショートカットできたので転活をすぐに終えられた

最後は人によるかもしれないのですが、私の場合、現職のコンサルティングファームの選考は書類審査+適性検査と面接2回で終了しました。
しかも面接は同じ日に最終面接までしたので1日で終了しました。
また、この求人も非公開でしたのでもしかしたら裏ルートで受験できたのかもしれません。
この選考フローのショートカットにより、転活をわずか1ヶ月で終えることができました。

さて、次にデメリットです。
私はどちらかというとスムーズに転活を終えられた方なので、転職エージェントに対してそんなにデメリットを感じませんでしたが、強いていうなら以下2点です。

転職エージェントを利用してみてのデメリット

紹介された中にはよく分からない求人もあった

自分の意思をはっきり伝えないと振り回される

デメリット①:紹介された中にはよく分からない求人もあった

まず1点目のデメリットですが、紹介された求人をよくよく見てみてると、私の希望にそぐわない求人やちょっとこの企業ブラックじゃね?な求人もありました。
それはきっと決まりやすい求人を紹介することで、より多くの仲介料を得たいニーズが働いていたがゆえかもしれません。

従って、紹介された求人を言われるがままとりあえず受けるのは危険ということは認識しておくべきです。

デメリット②:自分の意思をはっきり伝えないと振り回される

次に2点目のデメリットですが、途中でも触れたように転職エージェントは、できれば短期間でより多くの求職者をさばきたいニーズがあります。
従って、矢継ぎ早に企業を紹介してきます。
私はこの彼らの仕事の早さが結果的に功を奏してくれたのですが、人によってはペースが早すぎるかもしれません。

そういった場合は自分の意思をはっきりと伝えることで、転職活動のペースを落としてもらうようにしましょう。
特に忙しい平日を縫って活動しているわけですから、たまにはマイペースで活動を進めたい時も出てくると思います。

転職エージェント利用に向いている方と向いていない方

上記までを踏まえて、転職エージェントの利用にどんな方が向いているかあるいは向いていないかもご紹介します。

転職エージェント利用に向いている方

転職エージェントを利用するのに向いている方は、基本的には「転職活動をするのが初めての方」や「本当に転職活動をすべきか悩んでいる方」、「企業選びの軸が定まっていない方」などが該当します。
また、エージェントはとにかく次々と企業を紹介してくれるので、早く転職活動を終わらせたい方も向いています。

転職エージェントの利用に向いている方

初めて転職活動をする人

本当に転職活動をすべきか悩んでいる方

なんとなく転職したいけど、本当に転職活動を開始していいのか悩んでいる方

どのような企業が自分に合っているか分からない方

早く転職活動を終わらせたい方

転職エージェント利用に向いていない方

逆に向いていない方は、「転職活動の流れを熟知している方」、「転職の意思が固い方」、「自分のペースで転職活動を進めたい方」が該当します。

転職エージェントの利用に向いていない方

転職活動の流れを熟知している方

転職の意思が固い方

自分のペースで転職活動を進めたい方

まとめ

ということで、今回は転職を考えている方向けに転職エージェントについてご紹介しました。
私はこのサービスを用いて転職が成功したこともあり、ぜひ利用をお勧めしたいサービスのうちの一つです。
ただ、自分を強く持っていないと、エージェントのペースになってしまうこともあるので、そこだけは注意した上で利用するようにしてください。

なお、以下の記事で転活で役に立つサービスを転職エージェントも含めて紹介しているので、よろしければ参考にしてください。

↓第二新卒・若手向け

↓一般社員向け

この記事が転職を考えている方にとって少しでも有益な情報になっていれば幸いです。