【2023年】商船三井の中途採用体験談(エントリー〜一次面接)
こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
「商船三井の転職に興味があるが、どのように進めれば分からない」
「受験前にどのような選考内容か知っておきたい」
この記事では商船三井の陸上総合職の転職活動の進め方と選考内容を体験談交えてお伝えします。
※こちらの記事は2023年の情報となりますので、閲覧時点では情報が古い可能性があります。ご注意ください。
商船三井の選考フローは下記となります。
エントリー→書類選考→Webテスト(玉手箱)
→一次面接→二次面接・適正テスト(GATB)→最終面接→内定
今回はエントリーから一次面接までの体験談です。
なお、私は商船三井についてはビズリーチからスカウトされたエージェント経由で受験をしました。
実際に体験している内容となりますので、商船三井の中途採用対策に困っている方はぜひ参考にしてみてください。
■この記事の対象読者
・商船三井の中途採用を受けようと考えている方
それではどうぞ!
商船三井概要
商船三井は1884年の老舗創業で、約50箇所の海外拠点と400を超えるグループ会社を率い、約850隻の艦隊を保有する外交海運会社となります。
日本郵船、川崎汽船と肩を並べる日本の海運業界の雄で業界第2位の売上規模を誇ります。
社名の英語は「Mitsui O.S.K Lines」で、略して「MOL」となり、「エムオーエル」と読みます。
商船三井に限らず、日本の海運業界はコロナ禍でいわゆる「海運バブル」の恩恵で特にコンテナ船事業でかなりの利益を稼ぎ出し、商船三井に関しては2022年度に約30年間分の利益を1年間で稼いでいます。
その為、商船三井はそこで稼いだ潤沢な利益を積極的に株主に利益還元するとともに、市況に左右されない安定収益の柱を作るために本業の輸送業以外にもウェルビーイング事業やサステナビリティ経営の実現に向けて積極的に投資を行なっています。
※参考
・商船三井グループ経営計画(BLUE ACTION 2035)
https://www.mol.co.jp/ir/management/plan/
・【純利益787%】たった1年で30年分稼いだ「商船三井」ってどんな会社?
https://www.youtube.com/watch?v=zr-Hp0vItd4
どの企業でも中長期警衛計画を確認しておくことは非常に重要です。
中長期経営計画を確認することで、同業界の他社とどのような差別化を図っているかをしれるのはもちろんですが、その内容を面接の話の中に盛り込むことで、熱意と志望度の高さを伝えることができます。
ちなみに今回私が応募した陸上総合職の募集要項には年収は600万〜1000万の幅で記載されており、私の場合、条件面談で賞与込みで約900万を提示いただきました。
また、コロナ禍でボーナスが平均500万という噂もあるくらい、市況に影響されやすい業界ではありますが、事業会社の中では非常に給与水準が高い企業であると言えます。
商船三井の志望理由
志望理由は面接の中で必ず聞かれると言っても過言ではないですが、企業ごとに用意するのは大変ですよね。
特に商船三井もそうですが競合の日本郵船も志望理由はかなり重要視していると感じたので、一例となりますが私の海運業への志望理由、および商船三井への志望理由を下記に記載するので参考にしてみてください。
業界への志望理由、および企業への志望理由作成のポイントは、①自己分析を通じて自分の体験と業界と企業の特徴にリンクさせることと、②両者に一貫性を持たせることの2点です。
海が好き
社会貢献性高く働ける
グローバル
①海が好き
真面目な志望理由を語るよりインパクトがあるかと思ったので、1番最初に語っていました笑
特に商船三井のような大企業は受験者が何人もいるので、面接で爪痕を残すためにもこういった志望理由も組み込んだ方が個人的には良いかと考えています。
実際、幼少の頃より水泳を習っていたことから海水浴が好きで大学、社会人になっても夏には頻繁に海には行っています。
また、現職のボランティア活動で海の清掃活動にも携わったことがあるので、商船三井の戦略の脱炭素化と絡めてSDGsの観点からクリーンな地球の実現に貢献していきたい旨も推していました。
②社会貢献性高く働ける
これは転職活動のきっかけにも繋がりますが、現職はコンサルとして働いているのですが、個人的には事業会社で働くことと比較して社会への貢献度合いが希薄に感じるようになりました。
人として生まれたからには何かしら社会に影響を与えていきたいという意識が潜在的にあったようで、社会人として働く中でそれが最近顕在化しました。
そういった中で日本の物流は99.6%が船による運搬によって支えられており、海運業は「物流の大動脈」としての役割を果たすことで私たちの生活になくてはならない存在であることから社会貢献性が高いと考えました。
③グローバル
学生時代のアジアへのバックパック経験を通じて、いつかはアジアで働きたいと考えていました。
海運業は世界各国に拠点があるため、グローバルを舞台に働ける環境であることからそこも魅力に感じていました。
社会貢献性高く働ける
多くの仕事にチャレンジできる
グローバル
①社会貢献性高く働ける
海運業への志望理由とリンクさせ、海運業の中でも商船三井の社会貢献性の高さを推していました。
具体的には下記2点の理由で社会貢献性が高いことを伝えていました。
・海運業の中でも140年近く、日本および世界の物流を支えてきたこと
・近年では物流の枠を超えて「社会インフラ企業」として洋上風力発電所向けSOV事業への参画、FSRUプロジェクトへの参画、アフリカでのKARMOL事業など様々な挑戦をしていること
②多くの仕事にチャレンジできる
もともと私はコンサルの中でもシステムよりの人間でしたが、DXが注目されている現代においてシステムだけでは仕事の幅が広がらないと感じたので、DXの中でも興味を持てたデータサイエンスの分野を勉強し、現在はその領域に従事しています。
この経験で自分の幅を広げられたことから多くの仕事にチャレンジすることで更に自分の幅を広げることで、より多くの価値を社会に還元できると考えています。
その為、今回は陸上総合職の募集だったのですが、この職種はジョブローテーションを通じて多くの仕事にチャレンジできるので自分の志向にマッチしていることを伝えました。
あとは海運の多くの仕事を経験することで将来的には現職で培ったITとデータサイエンスの知見と海運の知見を組み合わせることで商船三井のDX領域の分野に貢献したい、という様なことを伝えていました。
③グローバル
これも海運業への志望理由とのリンクですが、
約2割程度の社員が海外駐在していることを会社説明の動画で説明があったので、海外で働けるチャンスがありそうなので志向にマッチしていると考えました。
以上が私の海運業への志望理由、および商船三井への志望理由となりますのでよければ参考にしてください!
選考対策
エントリー〜Webテスト
冒頭にも書きましたが、私は商船三井に関しては、ビズリーチからスカウトされたエージェント経由で応募をしました。
書類選考に1ヶ月ほどかかった後、無事書類通過となった後はWebテストを受験しました。
Webテストの受験方法はテストセンター受験と自宅受験(Webカメラで監視される方式)の2つから選択可能で内容は玉手箱の言語・非言語・英語・性格検査でした。玉手箱の非言語問題は図表読み取りが中心のものでした。
英語は正直全く勉強してなかったので、ほぼフィーリングで埋めましたが通過したので、Webテストの結果はあまり重視していないように感じました。が、不安を払拭する為にも勉強したほうがいいと思います。英語は長文読解中心だったので、おそらくTOEICの勉強すれば対策になるんじゃないかと感じました。
一次面接
Webテストの結果が2週間後に通知されましたが、会社説明会の案内等は特にされず、そのまま一次面接でした。
私の場合はエージェント経由での応募であった為、一次面接の想定質問や参考資料を共有してもらったので、事前にQAをまとめたり、参考資料を読み込んだりして万全の状態で面接に臨みました。
面接形式・雰囲気
一次面接はZoomで1対1の面接形式で時間は30分でした。
面接官の方の自己紹介がないので名前や役職が分かりませんが、おそらく30代中盤くらいの人事ではない現場社員の方だったと思います。
優しい方だったので面接の雰囲気はかなり和やかでした。
面接内容
自己紹介
転職理由となぜ商船三井か
経験の深掘り
海外経験はあるか
「ワークライフバランス」「やりがい」「職場環境」「キャリアアップ」「待遇」「会社の規模や知名度」で優先順位をつけて並べて理由とともに説明
他社選考状況
逆質問
5点目の質問以外は非常にベーシックな内容でした。
ただ、5点目の質問も事前にエージェントから共有があったので準備した内容を回答しましたが、内容よりもどのような思考プロセスでその結論に辿り着き、それをうまく説明できるかを見られているように感じました。
一次面接では人柄と基本的なコミュニケーションがあるかを確認しているような雰囲気で、最低限準備の上、ありのままの自分を出せれば面接通過できそうな感じで、手応えはありました。
結果
即日で企業から合格通知及び、二次面接の案内が来ました。その後、エージェントも合格を知ったようですぐ連絡と二次面接の詳細を送ってくれました。
なお、合格通知の連絡時に二次面接は対面での面接で所要時間が2時間程度とのことだったので、どのような選考内容か不安になりましたが、対面実施とのことだったので、すぐさま現職と仕事を調整後、日程を予約しました。
まとめ
ということで、今回は商船三井の転職活動の進め方と一次面接の選考内容を体験談交えてお伝えしました。
何事も事前準備が大事だと思いますが、エージェント経由で受験することで事前準備を周到に行うことが可能です。
商船三井に限らず、これから各企業への応募を考えている方はぜひ、エージェント経由での応募も検討してみてください。エージェントを利用すると選考前に選考に関する情報を共有してもらえるので、直接応募するよりは選考対策が捗るかと思います。
以上、商船三井のエントリー〜一次面接までの体験談でした!
二次面接・適正テストの体験談は以下となります。