【2023年】30代コンサルの事業会社への転職活動体験談(不動産、海運、総合商社等)
こんにちは、爽です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
「転職活動を始めたいが実際どうやって進めれば良いか分からない」
「いざ受験することになったが、企業の選考対策情報が見つからない」
今の会社で働いている中で、ふとしたきっかけで転職したくなることはあると思いますが、特に初めての転職だと何から手を付ければいいか分からないのではないでしょうか。
また、各企業の選考プロセスはある程度ブラックボックス化されているため、中途採用をいざ受験しようと思ってもにどのような対策を練れば良いのか、情報収集してみたものの見つからなかった、なんてことはありませんか?
この記事では私の転職活動の体験を元に転職活動を始めるにあたっての準備手順と体験談を交えて各企業の選考対策をお伝えします。
※こちらの記事は2023年の情報となりますので、閲覧時点では情報が古い可能性があります。ご注意ください。
実際に体験している内容となりますので、これから転職活動を始める方、もしくは受験企業の対策に困っている方はぜひ参考にしてみてください。
■この記事の対象読者
・これから転職活動を始める方
・受験企業の対策に困っている方
それではどうぞ!
転職活動のきっかけ
※本筋とはさほど関係がないので興味がない方は読み飛ばして構いません。
参考までですが私の転職のきっかけは以下2点となります。
社会貢献性高く働きたい
年齢
きっかけ①:社会貢献性高く働きたい
こちらが転職を志した大きなきっかけとなります。
現職ではコンサルタントとして働いているのですが、コンサルタントの仕事の範囲はあくまでクライアント企業の支援までとなり、その支援の結果をどう料理するかはクライアント企業次第となります。
その為、例えば我々から何らかのアクションを提案したとしても、その提案が担当レベルで止まってしまい、自分たちの提案が先方の上層部にと通らないこともあったことから、しばしばもどかしさを感じることがありました。
また、仮に提案が通ったとしても意思決定して、何かしらのアクションを実施するのは当然クライアント企業である為、コンサルタントは社会への影響がある種間接的なことに気づき、せっかく人間として生まれてきたのに社会に直接的な影響力を与えないまま社会人を終えてしまって良いのかと思うようになりました。
そのような背景から次第に事業会社の中でも特に社会貢献性が高いと思われる不動産、海運、総合商社などどの業界へ転職をしたい気持ちが強くなりました。
きっかけ②:年齢
あとは年齢的な問題もありました。
私は2023年時点では30代前半となりますが、なんとなく35歳を超えると役職に就いていない限り、転職の選択肢が狭くなるイメージを持っていました。
実際、そのイメージは正解で受験企業の中には募集要項の中、あるいはエージェント経由で受験資格が35歳までと明言されているものもありました。
転職活動の進め方
転職活動の進め方は以下の記事に記載していますのでよろしければ参考にしてください。
ちなみに私の場合、今回はかなり多くの企業を受験した為、転職活動期間は4ヶ月と長期にわたりました。
なお、私は転職支援サービスはdodaとビズリーチを使いました。
dodaについては以下の記事に詳細をまとめていますが、安定の求人数の多さとエージェントのサポートが手厚かった為、非常に助かりました!
また、履歴書や職務履歴書を作成するためのツールが充実していた為、転職活動の時短にも繋がったと思います。
一方でいわゆるスカウト型のビズリーチは今回の転職活動で初めて活用しましたが、意外と使いやすかったです。様々なエージェントからスカウトが来るので評価の高いエージェントとコンタクトを取って案件を紹介してもらったり、企業から直接求人案内も来たのでそちら経由でも直接的な受験も可能でした。
近々ビズリーチについても使い方や使ってみての感想や詳細をまとめたいと思います。
受験企業と結果一覧
それでは私が受験した業界と結果一覧をご紹介します。
まずは受験業界は下記です。
不動産(総合デベロッパーのみ)
海運
総合商社
その他
次に業界ごとに受験企業と職種、および選考プロセスと結果をまとめていきます。
不動産(総合デベロッパーのみ)
ご覧の通り、かなり厳しい結果となっています。
学生の頃から興味のある業界の一つであり、志望度は高かったのですがほぼ書類選考落ちの結果となりました。
やはり人気の業界である為、競争力が高く優秀な人材の応募が多いと推察されます。
企業名 | 職種 | 応募方法 | 結果 | Webテスト | 面接 |
三菱地所 | 総合職 | ビズリーチ | 一次面接落ち | TG-WEB | 2回 |
三菱地所 | 専門職 (DX担当) | doda | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
三井不動産 | 総合職 | doda | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
三井不動産 | 専門職 (DX担当) | doda | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
野村不動産 | 専門職 (DX担当) | ビズリーチ | 一次面接落ち | SPI(自宅) | 3回 |
森トラスト | 総合職 (DX担当) | ビズリーチ | 一次選考中 | GAB(おそらく) | 3回 |
東京建物 | 総合職 | doda | 書類選考中 | 不明 | 3回 |
東急 | 専門職 (DX担当) | doda | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
面接まで到達した企業については、体験記を随時追加予定です。
海運
海運については、商船三井があと一歩のところでお見送りの結果となってしまいました。
なお、海運業界は学力が重視されることが特徴的で日本郵船はテストセンター形式のテストと自宅でのテストの2種類を受験させられ、商船三井も選考途中にGATBという厚生労働省が作成しているテストを受験させられるなど、面接だけでなく学力も重視されていたように思われます。
また、両企業ともグローバル企業である為、Webテストの中で英語も受験が必要でした。
企業名 | 職種 | 応募方法 | 結果 | Webテスト | 面接 |
日本郵船 | 陸上総合職 | ビズリーチ | 一次面接落ち | SPI GAB | 3回 |
商船三井 | 陸上総合職 | ビズリーチ | 最終面接落ち | 玉手箱 GATB | 3回 |
面接まで到達した企業の体験談は下記となります。
※体験談は随時追加予定です。
・商船三井
総合商社
総合商社はほぼ全滅でした。
一応、TOEIC730点以上取得していますが留学経験や海外での勤務経験がないことと、全てDXの職種で受験しましたが、おそらくDX領域の実務経験が乏しいことから書類時点でほぼお見送りになってしまったと推察しています。
唯一、双日は書類選考は通ったものの一次面接でお見送りの結果でした。
企業名 | 職種 | 応募方法 | 結果 | Webテスト | 面接 |
住友商事 | DX担当 | ビズリーチ | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
丸紅 | DX担当 | ビズリーチ | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
豊田通商 | DX担当 | doda | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
双日 | DX担当 | ビズリーチ | 一次面接落ち | SPI(自宅) | 4回 |
双日については体験記を追加予定です。
その他
その他については、主にエネルギー業界を受けていましたが、書類で落とされることが多く、唯一東京ガスはデータサイエンティスト職で最終面接まで行きましたが、残念ながらあと一歩でお見送りの結果となりました。また、東京ガスの当該職種ではコーティングテストも課されたのが特徴的だったと思います。
三井住友海上は条件面で年収1000万以上のオファーでしたが、どうしても金融業界に総合デベロッパーや海運ほど興味が持てなかった為、内定辞退を決断しました。
企業名 | 職種 | 応募方法 | 結果 | Webテスト | 面接 |
三井住友海上 | DX担当 | doda | 内定(辞退) | なし | 3回 |
東京ガス | DS職 | ビズリーチ | 最終選考落ち | コーディングテスト 性格検査 | 3回 |
INPEX | DX担当 | doda | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
メタウォーター | DX担当 | ビズリーチ | 書類選考落ち | 不明 | 3回 |
メタルワン | DX担当 | ビズリーチ | 書類選考通過(辞退) | 不明 | 3回 |
ファーストリテイリング | DX担当 | ビズリーチ | 一次面接落ち | なし | 3回 |
面接まで到達した企業の体験談は下記となります。
※体験談は随時追加予定です。
・東京ガス
まとめ
ということで、今回は私の転職活動の体験を元に転職活動を始めるにあたっての準備手順と体験談を交えて各企業の選考対策をお伝えしました。
私の場合、重複もありますが20社に応募し、そのうち書類通過が8社、内定が1社という結果になりました。
あるエージェントから10社のうち、書類通過は2〜3社、内定はそのうち良くて1社と言われましたが、まさにそのような結果になりました。
転職活動をする中で感じたことは重要だと考えたことは以下3点です。
エージェント選びは大事
Webテスト対策を早めにしておく
面接準備は後悔がないくらい行う
転職活動で重要なこと①:エージェント選びは大事
今回私はdodaとビズリーチを使って転職活動を行いましたが、幸いにも担当してくれたエージェントが優秀な方が多く、フォローが細やかだった為、本業と並行しながらストレスなく転職活動を進められたように感じます。
特に会社員の方は働きながらの転職活動となるので、効率よく進めるためにもエージェント選びは大事だと思いました。
2023年7月時点では転職活動はまだ完了していない状況ですが、引き続き今回の転職活動で出会ったエージェントさんにはお世話になりたいと考えています。
転職活動で重要なこと②:Webテスト対策を早めにしておく
特に大手企業になるとWebテストはほぼ必須となりますが、本業と並行しながらだと中々勉強時間を取ることが難しいです。
その為、転職を意識し出したらとりあえずWebテストの勉強を少しずつ行なっておくのが良いと思いました。
特にSPIは出題頻度が高いかつ、他のWebテストへの応用も効きやすい為、Webテストの取っ掛かりには1番良いのではないでしょうか。
転職活動で重要なこと③:面接準備は後悔がないくらい行う
エージェント経由で受験すると過去の面接質問事例を共有してもらえるので、私はその質問事例について全て答えられるようにメモ帳に質問と回答を書いて準備をしました。
それに加えて上場企業であれば、中長期経営計画を出しているので、それも読み込んで質問への回答に混ぜ込むように工夫を行なっていました。
そうすることで、面接官に御社のことを詳しく知ってますよアピールができるので、志望度と熱意を伝えられると思います。
ただ、唯一OB訪問はやってなかったので、もしかしたらそれは特に志望度が高い企業であれば時間があればやっておくべきだと感じました。というのも、実際に社風を知るためにどういう情報収集をしたか、という質問があった為です。
未確認ですがおそらく人事に問い合わせればOB訪問できると思うので、今度問い合わせてみようと思います。
以上、これらの体験談が少しでもお役に立てれば幸いです。